魔法少女アイ外伝 魔法少女メグ⑩~終焉~
10 終焉 教室はざわついていた。 少年少女が通う塾は、今日も盛況である。大企業の御曹司、令嬢が通う塾は、一昔前よりも生徒数が減っているものの、金に糸目を付けぬ富裕層の親により、一定数の水準は保っている。御曹司、令嬢と…
10 終焉 教室はざわついていた。 少年少女が通う塾は、今日も盛況である。大企業の御曹司、令嬢が通う塾は、一昔前よりも生徒数が減っているものの、金に糸目を付けぬ富裕層の親により、一定数の水準は保っている。御曹司、令嬢と…
9 陶酔 しゅるしゅる、と、絹地れの音が小さくこすれている。 メグは、衣服を身に着けるために用意された部屋で、耕一郎に渡された服に着替えていた。 まっさらな生地は手触りがよく、その表面の装飾をなぞると滑らかに指先が滑る…
8 陥落 「はあぁぁぁぁ!!」 宙を飛び跳ねたメグは、思い切り振りかぶった拳を耕一郎めがけて放つ。 ぶん! と空を切り裂くその拳は、しかし、ねちゃっとした触手に絡めとられてしまう。 耕一郎の背中から生えた触手が、彼を守っ…
6.輪姦 「ひあぁぁぁッ!! ほおぉぉぉッ!!」 全裸になったメグの体にのしかかる少年たちの蹂躙の音が、部屋中にこだまする。 ぎしッ! ぎしッ!! ベッドが大きく縦揺れし、メグの体が波打つ。たわわな乳房は縦にぶるんぶるん…
5.蹂躙 「え~っと? あれ、何だったっけ?」 道を歩く少年たちがいた。 住宅街の一角である。 連休中とはいえ、こんな時間に少年が歩いているというのは、異様な光景であった。 彼らは一つのマンションのドアの前に立っている。…
4.捕縛 「えーと、この辺りのはずなんだけどな」 耕一郎は口の中で小さくつぶやいた。 閑散とした住宅街である。休日の住宅街には、出歩くものがおらず、ひっそりと静まり返っていた。 このほとんど人のいない道を、複数の少年が歩…
3.契機 土曜日。メグの担当している塾の講義は既に終わり、夕方の教室には静寂が訪れている。 その静寂の中を、メグはただ一人で捜索していた。 ここ数日、メグは、全身に絡みつくようなねっとりとした視線を感じ続けていた。 隠…
あらすじ これは綾守先生の遺作である魔法少女アイ外伝の二次作品です。 二次元ドリームマガジンに追悼特集に掲載された綾守先生のあらすじに私が想像で追加したものを伊藤巧先生に書いて頂いた作品の始まりの部分です。 1.始動 …