魔法少女アイ外伝 魔法少女メグ④~蹂躙~

5.蹂躙
 
「え~っと? あれ、何だったっけ?」
 道を歩く少年たちがいた。
 住宅街の一角である。
 連休中とはいえ、こんな時間に少年が歩いているというのは、異様な光景であった。
 彼らは一つのマンションのドアの前に立っている。
 物音ひとつしない住宅街の中で、ひっそりと建っているこのビルは威圧感があった。
 このマンションは高層ビルになっていて、入口に電子錠がかかっている本格的なセキュリティをかけられた高級な建物であった。
 少年たちの中でリーダ的な存在の一人は、ドアの隣のスペースに設置されているモニターとにらめっこをしていた。
 見るからに、このマンションの住人ではない。
「どうしてこんな場所に君たちみたいな子がいるの?」
 通りがかりの女性が、入口付近できょろきょろしている少年たちを怪訝に思い、首をひねった。
 家族連れなのか、その女性のほかにも中学生から高校生くらいとおぼしき男の子、そして老婆が連れ添って歩いている。
「最近よく見る坊やね」
 老婆はしわがれた声で、少年たちのリーダーらしき少年……耕一郎に声をかけた。
「はいっ、友達がここに住んでいるので会いに来ました」
「そうなんだね」
 耕一郎の丁寧でハキハキとした言葉遣いに、老婆はうれしそうに感嘆のため息を漏らす。
「どうして入らないの?」
 もう一人の女性が、続いて尋ねる。
「すいません、暗証番号を忘れちゃったんです。帰ろうかと思ったんですけど、でも、どうしても心配で……」
 きびきびした少年の受け答えに、老婆は感心することしきりだ。
 こんなそっけないマンションでも、防犯や防音などの設備は揃っている。セキュリティは万全であった。
 ビルの入り口は電子錠システムになっている。
 正面入り口の脇にあるカードリーダーで身分証明書を読み込ませるか、ディスプレイにあるキーボードで暗証番号を打ち込んで鍵を開けるしかない。
「僕の大事な人なんです。でも、いま心を病んでしまっていて、様子を見てあげたいんです」
「電話かなんかで聞けばいいじゃん」
 男の子が言う。だが、耕一郎は首を横に振った。
「電話に出てくれないんです。おうちに電話して、今日いってもいいって言ってもらってあるんですけど、本人は嫌みたいで……」
「そうだったの」
「でも、どうしても会いたくて……」
 耕一郎は少年にしては大人びている美形だ。見た目はおとなしそうだが、凛々しく堂々としたその姿は、どこか悲し気に揺らいでいる。
 友人に会いに来た少年の悲壮感を見て、老婆と女性は顔を見合わせた。
「特別に教えてあげるわね。このことは秘密よ」
「本当ですか? ありがとうございます!!」
「ふふっ、いいのよ。おばあちゃんもよく忘れちゃうから、家族と一緒に出入りするようにしているの」
 老婆は暗証番号を、モニターの電子錠のかかった画面に打ち込んだ。
「お友達のお部屋の番号は?」
「1552です」
「あら、一番てっぺんのほうじゃない。お金持ちなのねぇ」
「あはは、そうなんですよ。だから、あんまりみんな、気楽に会いにいけないんです」
「そう。でも、あなたのような友達がいて、その子もよかったわねえ」
 老婆は満足そうにうなずく。そして、来客用らしき番号を打ち込むと、入口のドアが開いた。
「本当にありがとうございますっ! 次からは忘れないようにしますね」
 耕一郎は、凛々しくも少年らしい元気な返事をする。老婆たちは、ほぅ、とため息を漏らした。
「本当にいい子ね。私の息子も、この子みたいに育ってほしかったわ。ね、恭二」
「うるさいな、早く行こうぜ」
 若く美しい女性は、隣に立つ男の子……恭二という名前らしい……の母親だろう。
 にこやかでおっとりとした、若々しい美人ママだった。
 しわ一つない顔、鮮やかなピンクのリップが特徴的な美女である。
 耕一郎が、そんな彼女と息子を見比べていると、ピーっと音がなり、ドアのロックが解除される音が響いた。
「あ、あいた……」
 耕一郎のうしろにいた少年が、腹の底から湧き上がるようなうめきを漏らす。
 その雰囲気のおかしさに、女性たちが怪訝な表情になった。
「あ、すみません。この子たち、ちょっと感情表現が苦手で……あはは、すぐに用事すませちゃいますから!」
 耕一郎は焦ったようにハタハタと手を振ると、後に続く少年たちをせっつくように手を引いた。
「さ、みんな、行こう!
「あ、あぁ、あうぅ」
 少年たちは、のそのそと動き出す。老婆と女性、そして
「本当にありがとうございます! 後で必ず、お礼をしますから!」
 手を振りながら少年たちを連れだすようにかけ始めた耕一郎は、どこからどう見ても純粋な少年であった。
「いくら設備が整っているといっても、はしゃぐと危ないわよ? 友達と遊んで怪我しないようにね?」
「はいっ、気を付けます! 気をつけて遊びますね」
 善良な少年の皮をかぶった耕一郎は、少年たちを引き連れて、ビルの中に入っていくのだった。
「ヘンな奴ら」
 恭二の言葉は、空気に混ざって散り散りに消えていく。

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「先生、来ましたよ」
 耕一郎は1552号室の鍵を開けて、素早く中に入る。
 すると、その奥の部屋からは
「やっぱり最新式の防音設備はすごいですね。ぜんぜん部屋の外に音が漏れない」
 耕一郎は満足していた。
 この部屋は、ゆらぎのネットワークで入手した部屋だ。
 女を性調教するための特別室は、日本各国に点在している。その一つがここだ。
 ゆらぎは、今や本能のみではなく、理性や社会性までも手に入れて、女をむさぼっているのだ。
 耕一郎たちが奥の部屋に入ると、正しく性調教の真っ最中であった。
「はぁぁッ! あぁぁぁぁんッ!! お、おねがッ!! もう、やめッ!!」
 ずちゅっ! ずちゅるるッ!! ぢゅるるるッ!! ぢゅるる!!
 異様な光景であった。
 メグのスレンダーな体は、肉の塊にしかろ抱き留められ、拘束されていた。
 背後からはタコの怪物が張り付き、手足を縛り付けている。
 しなやかな女性らしい体は、ねっとりとした粘液にまみれた汚辱の塊に、すっかり凌辱されつくしていた。
 膣を攻めている最中の肉塊は、女の弱点を逃さずん味わう。ぴぃんと張りつめたメグの肌を、二つの化け物は触手で舐めまわしまくる。
 メグのハリと艶のある純白の肌は、ねっとりとした粘液に汚され、どろどろになっていた。
「ひぃぃんッ!! あッ! あッ! いやぁぁッ! 奥まで差し込んじゃいやぁッ!! あぁぁぁッ! 本当にダメなのぉッ!!」
 メグを前から駅弁スタイルのように抱え込んだ肉の塊は、ゆっさゆっさとメグの体を揺さぶり、ねちっこいピストンを繰り返す。
 荒々しすぎない程度の勃起触手の出し入れはメグを確実に望まぬ絶頂に追いやろうとしている。
 もちろんピストンのみではない。
 膨れ上がってぷっくりと身を立てるクリトリスは、細長い触手に絡みつかれ、こりゅこりゅと転がされていた。
「ひゃぁぁうんッ!! クリはらめぇッ!! 中を突きながらクリはッ!! だめぇぇッ!! お願いだからぁッ!!」
 メグの懇願など化け物には騒音でしかない。
「あひぃぃぃぃイくうぅぅぅぅッ! またイく、イくイくイくイくぅぅぅぅーッ!!!!」
 びくん、びくん、びくん、びくん!!
 クリトリスと膣奥、そしてアナルを同時に責められたメグは、なすすべなく絶頂を迎えた。
 手足をぴぃんと引きつらせ、2つの肉塊に挟まれた格好のまま、小さい脈動で鮮烈なアクメを表わしていた。
 まるで肉の塊を恋人であるかのようなしがみつき方で、アクメは長く続く。
 魔法少女としての誇りなどかけらもなく、美少女は半ば白目を剥いて絶頂を味わう。
「は、ひ、い、ぅ……ひぃぃぃぃ、ん、んふ、あぁぁぁ……」
 何度味わっても慣れることのない脳髄へのしびれ、強烈な強制的な絶頂に、甘い喘ぎを絞り出し続ける。
 だが、一日で何十回、何百回と射精してもなお欲望が収まらない2つの肉欲の塊は、次の欲望の発散先を探るようにメグの体をまさぐり続けていた。
 メグは、全身を引きつらせつつ、力の入らない体を持て余していた。
 動けない。全く動くことができない。
 このケダモノどもは、メグが力を使い果たさぬように加減を繰り返しながら蹂躙を繰り返す。
 よって、メグが気を失うことはあっても、命に別状はないようになっていた。
 監禁、凌辱、調教、休息、回復のループは、メグの体を触媒とする肉食獣のルーチンになっていた。
 ねぢょ……
 音を立てて、射精直後の肉欲棒が、メグの膣内とアナルから引き抜かれる。
 その強直棒は、ぬらっとした半透明の汁をねっちょりとまとっている。
 男根を形どった生殖器触手がウネウネと動き、やがてメグの脇の下に潜り込んだ。
「あぁん……今度はなにするのよぉ……」
 うねうねと動いた触手が、メグの無防備な脇の下へと入り込むと、ぐりゅぐりゅとうねり始めた。
 最初は不思議に思っていたメグだが、やがてその動きからもたらされるねっちりとした快楽に、小さいうめきを漏らし始めた。
 その愉悦は、無視できないものへと変貌し、やがて全身がピクピクと張りつめ始めていた。
「そんなところまで犯すだなんて……浅ましい」
 メグは軽蔑しきった目で肉の塊をさげすんだ。雄の醜さを凝縮してできたような化け物に好き放題にされているのが悔しかった。
 しかし、そんな意志とは裏腹に、メグの体はほの暖かい肉欲であぶられているのを感じていた。
「ん、ふぅ、ん、あ……」
 脇の下に潜り込んだ触手は、筋の一本一本を丹念に舐めていく。まるでじっくりと味わうように、丁寧に。
 その最中、メグの体へのピストンやアナル責めは止まっていた。
 脇を舐め、こすり、舐め上げ、筋張った部位を丹念に舐める。
 まるで脇で絶頂できるように調教しているかのようだった。
「こ、こんなの、気持ち悪いだけじゃない……いやぁ、汚い……」
 粘着質な濁液にまみれた触手にぬめぬめと脇、そして乳房のカーブをなぞられ、メグは歯噛みする。
 ねっちょりとした感触は、生理的嫌悪感を掻き立てられ、メグはもぞもぞと動く。
 当然がっちりと固定されているため、メグは動けないのだが、その身じろぎをしている最中に、暖かい間隔が乳全体に広がるのを、感じ始めていた。
「やぁあ、いやぁぁぁぁ……!? な、なんで、どうして? こんなので、気持ちよくなるはず、ないのに……ッ!!」
 想像以上の愉悦だった。この肉塊たちは、人間のメスを発情させて性感度を上げる効果を持っているのは知っていた。
 しかし、まさかこんな行為でこみあげてくるような性欲を感じるだなんて……
 メグはすっかり脇責めの愉悦に感じ入りながら、少しずつにじみ出てくる性愛に、身もだえし始めた。
「や、あ、ああああ、あ、あ、あ、あ……」
 脇にも感じる部位はある。というよりも、胸から脇にかけて、スペンス乳腺という、乳快楽を最も強く味わうことのできる部位がある。
 この二匹は性欲の塊だ。
 メグの愉悦に敏感に反応し、その感度の高ぶりに沿ってメグの脇を攻めていれば、そこを開発されるのは当然の帰結なのだ。
「ひぁぁんッ! 脇の下が……あぁ、あぅあッ!! オッパイが、あぁ、オッパイぜんぶ……気持ちよくなってるぅ! オッパイ全体が、ピリピリって、痺れてきて……あぁッ!!」
 こうしてメグは、望まぬ脇乳同時絶頂へと導かれていたのだ。
 雑音となる膣奥責め、アナル責めは一時停止し、脇から乳房の下のカーブラインまでを丁寧に攻め上げる脇乳嬲りに、メグはとうとう我慢しきれなくなっていた。
「くひぃぃぃんッ!! そんなぁッ!! こんな化け物にッ!! 脇と、オッパイでッ! イかされるのッ! いや、いやぁぁ、いやぁ、いやぁぁぁぁぁーッ!!」
 どれほど否定の声を上げようと、体にじっくりと流れ込むような快楽が膨らむのを止めることは出来ない。
 ぴんぴんに立ちあがり、乳輪までも盛り上がったメグの乳が、その快楽を高らかに歌っていた。
「あ、あぁ、もうだめッ!! オッパイと、脇で、イ、く……ひぃぃんイくぅぅぅぅぅッ!!」
 ぴぃぃん、と全身を張りつめさせ、胸を大きく前に張り出すようにして、メグは脇乳同時絶頂の喘ぎを叫ぶ。
「あ、あ、あ、あッ!! これッ! 凄すぎッ!! あッ! あッ!! あ……うあぁッ!!」
 想像以上の快楽だった。全身を嵐のような快感が吹き荒れ、乳房が先端までぴぃんと伸びる。
 まるで自分の体が自分のものではないような浮遊感……こんなの、麻薬をしても手に入らないであろう、極上の脇乳絶頂だ。
「はぁぁんん……いやぁん……しびれが……とまらなぁいン……」
 メグは、うっとりと絶頂に酔いしれ、甘く吐息を漏らす。
 あまりにも新鮮な女の喜びに、我を忘れてしまったのだ。全身が弛緩し、犯されていることすら一瞬、忘れてしまう。
 メグは、半ば落ちていた。
 そんな最中。
「くひぃんッ!!!!」
 脇と乳の絶頂を味わわせたことで、肉塊は次の行為に移る。
 膣内に潜り込ませていた肉棒型触手を蠢かし、膣内をピストンし始めたのだ。
「ひあぁぁぁ! やぁッ! お願い、まだ体しびれてるからぁッ! 休ませてよぉッ!!」
 とろんとしたメグの顔に残る愉悦に、切羽詰まった声が混ざる。もちろん、触手肉塊はメグの願いなど聞き入れない。
「ひぃぃぃぃぃ! お尻までぇッ!! あぁッ!! 力がぬけちゃうぅぅぅああぁぁぁッ!!」
 タコ型触手の尻穴責めも同時に再開する。
 アナル狂いのメグに、尻穴の一筋一筋まで丁寧に舐める動き、尻穴の奥までをゆっくりと出し入れする動きはひとたまりもなかった。
 脇乳同時絶頂の調教成果もあり、メグのぬくもった体は、次の絶頂へと疾走を始めていた。
「あぁ、あぁぁぁ、はぁぁぁ、あぁッ! イくぅッ! またイくぅッ!! イくのいやぁッ! もう嫌なのぉッ!!」
 メグは頭をぶんぶんと振り、迫りくる絶頂に必死で抵抗を試みる。
 しかし、それは全くの無駄だった。
 絶妙な力加減の粘膜擦りは、100回以上は確実に頂点に達しているメグの脳髄に、耐えがたい愉悦を流し込んでいた。
 もちろん、それだけではない。
 強制的に肉塊にしがみつかせ、駅弁セックスの最中に、タコの怪物がメグの敏感アナルを掘り続けているのだ。
「ほぉぉッ!? あぅぅあぁッ! そこダメッ! お尻の奥ダメッ!! か、感じすぎちゃうぅぅぅッだめぇぇ!! ダメダメダメダメぇぇぇぇぅt!!」
 ぎっしぎっしと音を立て、肉の塊に挟み込まれたメグは、膣奥を恋人同士のセックスのようなメリハリのあるピストンで責められ、悶絶する。
 やがて、メグの絶頂の時が訪れた。
「ひいぃぃぃぃあぁぁぁぁぁぁーッ!!!! イ、イ、イ、イ、イくぅうぅぅぅぅぅーッ!!!!」
 びくんびくんびくんびくんッ!!!!
 メグは、そのしなやかな四肢をぴぃんと張りつめ、抱きすくめられたまま手足の指先までをひきつらせるように伸ばした。
 あまりのも強烈な連続絶頂に、メグの目はすでに焦点が合っていない。
「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ……くぅぅん……いやぁぁ」
 びゅくんびゅくんと全身をわななかせたメグの乳首
「私の体、。どうして、こんなになっちゃったのよ……あぁ……」
 いくら肉塊が性欲望まみれとはいえ、女を衰弱するまで犯しぬいたりはしない。
 こんなケダモノに、命までも握られるだなんて、メグは屈辱感にまみれていた。
 しかし、今の力が抜けた時点ではそんなことは考えられない。
 くやしさに身を焦がしつつも、メグは意識が遠のくのを感じていた。

────────────────

 いつしかぐったりとしたまま眠りに落ちていたメグは、異変に気付いて目覚めた。
「な、なによこれはッ!!」
 メグは大声をあげて、一気に覚醒した。
 しかし、体は自由が効かず、手足を動かしてもガチャンと音がして、全身を金属製の道具で拘束されているのだ。
「あ、目が覚めたんですね先生」
「あ、あなたたち……ッ!!」
 メグは体を起こそうとする。が、それは、拘束具によって、あっさり阻まれる。
 耕一郎はメグをせせら笑うと、顔を近づけた。
「やだなぁ、感謝してほしいくらいなのに」
「なにを言ってるのよ、アンタ!!」
「先生、ドロドロになっちゃってたから体を綺麗にしてあげたんですよ」
 メグは自らの体を確かめた。確かに、耕一郎の言う通りに体は元のすべすべな状態に戻っている。
 寝かされているのは、ふかふかの高級ベッドだ。
 体の線が丸見えのレオタードを着せられたメグは、セクシーな姿をさらけ出していた。
「こ、こんなことして、どうするつもりよ!」
「やだなぁ、もうわかってるんでしょ? 僕たちの正体」
「……!」
 ゆらぎ。
 肉欲の塊。
 男の体にとりつき、精神と肉体を限界まで行使して魔法少女を犯しぬく、下劣極まりない存在だ。
 ゆらぎの触手は女の理性をとろかす。とりこまれた女はたやすく性奴隷になってしまう。
 それを防ぐための魔法少女なのに、これではミイラ取りがミイラになってしまった状態だ。
「もう何もかも忘れて気持ちよくなっちゃいましょう。メグ先生さえおとなしくしてくれれば、僕たちはたっぷり先生を可愛がってあげますよ」
「ふざけないで! なんでアンタたちみたいなヤツらに!」
「まぁまぁ。さ、先生。触手たちにはいったん収まってもらいます。今度は僕たちと遊んでください」
 耕一郎は、手で制御していた子供たちへ、合図らしき手ぶりを見せた。
 「や、やや、やっと、かぁぁ!!」
「お、女ぁッ!! うおぉぉぉぉぉーッ!!」
 耕一郎を除く四人の少年たちは、目深にかぶっていたフードを外し、メグにとびかかった。
 その少年たちは全員、目の焦点のあっていない異様な風貌であった。
「きゃぁぁ!!」
 体つきこそまだ少年だが、それは服を外から見ただけの印象だ。
 邪悪そのものの少年たちの力はものすごい。メグの体を覆っていたレオタードは、ぐにゃっと引き延ばされ、敗れる直前までの状態にされてしまう。
「破っちゃだめだよ。そのレオタードは高いんだ」
 少年たちはメグの体を斜めにさせると、一人はメグの背後にしがみつく。
 残りの少年は、メグの胸にかぶりついた。
「ん、やぁぁ! 掴まないでッ!!」
「あぁ、オッパイ! オッパイぃッ!!」
 体のしびれにもめげず逃げようとしたメグは、体がつながれていることも構わずに逃げ出そうと、全身を揺らす。
 当然、メグが逃げることは出来ず、あっさりと少年たちに抑えられた。
「な、なにをするつもりなの?」
「さぁて、どうしましょうか? 先生は全身性感帯みたいですからね」
 耕一郎の言動は、子供とは思えないほどに大人びている。
「まずは、その大きいオッパイで狂ってもらいましょう」
 耕一郎は、ぱんと音を立てて合図を送る。
 すると、少年たちは統制のとれた動作で、それぞれの行為を行い始める。
 背後に回り込んだ少年は、レオタードをずらしてメグのたっぷりとした乳を露出させながら、乳を揉み始める。
「お、うぉぉ、柔らかい、もちもちだよぉ、あぁぁぁ、やらけぇ、サイコーだぁ」
 下品にニタニタ笑いつつ、乳全体をもみほぐす。
「お、おれ、先っちょ吸う!」
「お、俺も、俺もぉッ!!」
 肉欲にかられた少年二人は、左右の乳首を分担するように、それぞれがメグの桜色の乳首に吸い付いた。
「ん、んふ……ッ! ん、あぅんッ!」
 メグは、気を失うまで乳を調教され、過敏になっていた。
 過敏になったスペンス乳腺のラインが、少年のもみほぐす手つきによって呼び覚まされ、うずうずとうずく。
 乳絶頂など、こんな奴ら前でしたくない……ッ!
 そんな拒絶までもが、メグの心を大きく揺さぶり、性感を昂らせてゆく。
「お、オッパイ、オッパイ好き、俺オッパイ、大好き!」
「俺もだよぉッ!! センセーのオッパイ、ママのオッパイみたいにキレイな形してる! ずっと吸ってたいッ!!」
「エロいッ!! オッパイ、エロいッ!!」
「仕方ないやつらだなぁ」
 耕一郎は肩をすくめ、やれやれと嘆息した。
 メグは乳房への性感が高まるのを感じながらも、耕一郎の様子を観察した。
 リーダーシップも、理性を失った子供たちを抑えていた力も、尋常ではない。
 間違いなく、この耕一郎が、この事件の黒幕だ。
 魔法少女をおびき出して凌辱する計画を立てたのも耕一郎だろう。
 子供とは思えない異能だが、ゆらぎの力を取り込んでできた変異かもしれないし、ゆらぎが操っているのかもしれない。
 そもそも、そんなことを想定しているような状況ではないのだ。
 アイも秋俊も、ここに来るまでは時間がかかるだろう。
 メグは自らの力で逃げるしかないのだ。
 そのためには、何かしら突破口を見つけなければいけない。
 いたずらに傷口を広げるわけにはいかない。メグは、凌辱に耐えながら、この少年……いや、少年の姿をしたゆらぎを、突破口とすることにした。
 まだ耐えられる。メグは、自分を信じることを決めた。
「先生の乳首、まだツンツンしてますね」
 少年たちはメグの胸に興味津々らしい。
 後ろに回り込み、胸を揉みしだく少年、左右の乳首に、別の少年がそれぞれ分担するように吸い付く。
 ぷっくりと立ったメグの乳首は、鮮やかな桜色に色づき、少年の吸い付きに対応してツンツンと立つ。
「せん、せ、の、オッパイ、うめぇ! ママのオッパイと同じくらい、うめぇ!」
「この乳首、甘いッ!! 先っぽ、甘いッ!! あぁぁぁ、ずっとちゅうちゅうしてたいぃぃぃ!!」
 理性を失い、精神が崩壊しても、母親の味を追い求めるのか。
 少年たちは夢中でメグの乳首を吸い、胸を揉みしだいていた。
「ん、ふ……ま、まるで、赤ちゃんじゃない……だらしない……ん……」
「全く、しかたのないやつらだ。僕くらいになると、オッパイだけじゃ物足りないよ」
 耕一郎は、メグの下腹部からそろそろと指をなぞらせ、ぴっちりと閉じた股のラインへと差し込む。
 ビキニラインはつるつるしていて触り心地がいいのか、耕一郎はしばしその部分をなぞり続ける。
 すると、メグの汗で蒸れたレオタードが、すこしだけ緩まる。
「あれ、先生、太ももが汗ばんでますよ?」
「ふ、ふざけないで、触らないでよ……んんッ!!」
 太ももに意識を集中しようにも、次第に甘くなりゆく乳首快楽に酔いしれてしまい、メグは力が抜けてしまう。
 耕一郎は間隙をついて、ぴっちりと締まっていた太ももの間に手首をはいりこませた。
「や、やめなさい、この!!」
「おや? こっちのことを気にしてていいんですか?」
「な、ん……ひぃぃんッ!?!?」
 耕一郎の言葉の真意を確かめるまでもなく、少年たちの乳責めが、強く激しくなる。
 メグは急に強くなった乳首への甘い快楽に、喉をさらしてのけ反った。
「くぅ、ん……あ、あぁ、やだぁ、ちょっとイっちゃった……あはぁぁ……」
「ふふッ! よっぽどオッパイをいじられるのが好きなんですね」
「う、うるさい……」
「こっちはどうかな?」
「な……くひぁあぁぁ!!??」
 耕一郎が指を差し込んだ先には、硬いクリトリスがあった。豆粒大だったクリトリスは、数日間の調教でぷくぅっと膨れ、だいぶ膨れ上がるようになっていた。
「あぁ、ン……んはぁン……ん、や……あぁ、あぁぁ!!」
 肩を震わせ、全身を小刻みに揺らしながらも、乳首快楽とクリトリス快楽に耐える。
 乳頭を吸われる快楽は想像以上で、メグは唇を震わせながら、小刻みに全身を揺らす。
 タプタプの乳は、吸われ続けるうちに、変化が訪れていた。
「こ、コイツ、乳、吹きやがるぞ! なんか甘いと思ったら、ほらッ!」
 少年がそれに気づき、口を離す。
 その乳首には、白いとろみが垂れていた。
「おー! これ、いいなッ!!」
 ミルクだ。
 メグの乳首から、ミルクがにじみでていた。
 少年たちはオッパイを使って遊ぼうとばかりに、メグの背後に回り込んだ。
「ほ、ほらッ! 乳首、コリコリすると、ほらツ!!」
「ん、んッ!! や、やめ……あぁッ! やぁぁぅッ! 乳首ッ! あぁッ!!」
 少年にコロコロと転がされた乳首が、にじゅるる、とぬめる。
 やがて、半透明の汁が白みを増して、汁が噴き出し始めた。
 メグは、妊娠していなくても、乳首への刺激が繰り返されることによってミルクを噴き出す体質だ。
 これは、過去の凌辱、調教のたまものであった。
 もともと感度の高いメグではあるが、特に乳首は感度が高い。そして、快楽の感受性が非常に高い。
 乳腺自体の感度も高く、乳虐されるのが大好きなメス猫としての才能に満ち溢れていた。
 乳への甘い肉欲が、心臓の跳ねる音に交じり、甘くとろけ始める。
 とくん、とくんと胸をうつたび、まろやかな香りが、乳首に集まりだすのだ。
 女の喜び……母性の象徴……乳首絶頂、ミルク飛散……その予感が、メグの乳首の先端に集まる。
「やぁ、やぁぁぁ、やめ、やめて、乳首でイくの、いやなのぉ……エロくなりすぎるの、やぁぁぁん」
 甘くまろみのある喘ぎを漏らし、まるで誘うように少年の指先に自らの指をあてがう。
「あ、あ、あ、あ、乳首で、イきそう……乳首……あぁん、乳首切ないの、あぁ……あぁぁぁッ!!」
 切羽詰まった声が、跳ねる。メグはすっかり、乳首欲情の炎にあぶられ、射乳の予感に身じろぎしている。
「望み通り、乳首でイかせてあげますよ、先生」
 耕一郎の言葉のとおり、強くしすぎない程度の強さの乳首転がし、乳首ぴんぴん、乳首つねり、乳しぼりは続く。
 やがて、メグは肩をすくめると、大きく背中をそらした。
「あぁぁぁぁーッ! うぁぁぁーッ! 乳首でイくぅーッ!!!!」
 びゅくんびゅくんびゅくんびゅくんッ!!
 全身が痙攣し、乳頭からトロっとしたミルクがほとばしる。
 そのミルクは少年たちの間を割るようにして飛び散り、部屋の床へとしみこむ。
「はぁッ! はぁぁッ! んはぁッ!! はぁぁぁんッ!!」
 乳首絶頂は、メグの全身を甘ったるく湿らせる。
 レオタードの胸元は、乳白色の飛沫でびしょびしょになっていた。
「先生……本当にすごい人ですよ、あなたは」
 乳噴射をすることで、メグの全身の感度は飛躍的に上がる。
 耕一郎は、ミルクで真っ白になったレオタードをはぎ取った。
「先生、手が痛そうですね。ちょっとだけ緩めようかな」
 耕一郎は、金属製の手錠を緩めた。
 緩さがあるものの、まだ拘束の力は十二分にある。メグは肩を震わせながら、恨みがましく耕一郎をにらむ。
「こんなこと、いつまでも続くと思ってるの?」
「はい。自信があります」
「自信……?」
「僕は先生を必ず落としますよ。この力でね」
 耕一郎は、股からそそり立つ肉棒を取り出し、メグに見せつける。
 その隆々とした肉棒は、下腹に張り付きそうなほどに力強く伸び上がり、メグへの欲望をさらしている。
 本格的な調教の予兆に、メグは深く息をのんだ。
「先生。本格的な調教を始めますよ。覚悟してくださいね」
 上機嫌な耕一郎は、脱力したメグを見下ろすと、乳調教の余韻に酔いしれる女教師に微笑みかけた。
 地獄の始まりは、乳白色の絶頂天国から始まったのだ。

────────────────

 調教が始まって数日がたった。
 少年たちは、学校から帰ってくると、このマンションに来るようになった。
 メグはここに監禁されてから、食事と休息、睡眠の時間以外は二匹のケダモノに犯され、少年たちが帰ってきたら少年たちに犯されるというルーチンに陥っていた。
 もはや、メグは少年たちの性奴隷そのものであった。
「あ、あぁ……もう、時間に、なっちゃうぅ……」
 そろそろ少年たちが部屋に来る時間だ。
 メグの体を蝕む触手たちは、この時間になると引っ込み、絶頂の余韻に濡れるメグをベッドに運ぶようになっていた。
 ベッドには拘束具があり、触手は器用につないでいく。
 これも耕一郎の命令系統なのだろうか。
 絶頂の余韻に揺らぐ頭で、メグはそんなことを考える。
 どうすれば、ここから逃げられる……?
 答えは出ない。そうこうしているうちに、部屋の扉が開いた。
「先生、来ましたよッ。今日もたっぷり気持ちよくなりましょうねッ!!」
「あ、あぁ……いやぁぁぁぁ」
 悲嘆にくれたメグは、力の入らない手足で痺れたまま、少年たちの視線を感じ、体が起きるのを感じていた。
「さ、先生、本物のチンポのお時間ですよ」
 少年たちによる輪姦が、今日も始まった。
「みんな、ちんちん出して」
 耕一郎が合図すると、全員が膨れ上がった肉棒を股間のチャックから出す。
 そのどれもが、硬くぶくぶくに膨れ上がっていた。
 成人男性と比べてもそん色ないくらいのサイズ感の肉棒が、性奴隷の女教師の面前に突き出される。
「な、なに、を、させるつもりよ」
「みればわかりますよね。僕たちのチンポ、気持ちよくしてください」
 耕一郎は、いきり立つ肉棒をメグの唇に押し当てる。
 皮がめくれかえった亀頭が、赤黒く膨らみ、口内粘膜のしごきを心待ちにして動く。
 耕一郎がぱちんと指を鳴らすと、少年たちが目覚めたように、体を震わせた。
「おぉぉぉ!! うぉぉぉぉぉ! エロ女教師めッ!! 犯す! 犯してやるぜぇ!!」
「射精しまくりてぇ! め、メメメグ先生ッ! やりてぇッ!!」
 少年とは思えないほどの怒張、すさまじい性欲だ。
 メグの手を取り、自らの生殖器を握らせる。
 メグは観念し、名前も覚えていない少年のぶっといチンポを、手でしごく。
 じゅに、じゅに、じゅに、じゅに、じゅにッ!!
「このエロ肉が! あぁッ! やべぇッ見てるだけで射精しちまいそう!」
 メグを押しつぶすほどの迫力の性欲の塊が、美女教師の体に一斉に取りついてくる。
「いや、やめてッ! いやぁぁッ!!」
 少年たちは、レオタードの布地を乱暴にずらし、メグの巨乳をあらわにする。
 なすすべもなく、メグの美乳は空に放たれ、ぶるんと音を立てるほどの勢いで揺れる。
 迫力すら感じる乳房は、スライムのような質感でたぷんと揺れ、少年たちの目を喜ばせ、衝動を加速させた。
「オッパイ! お、俺、ママ以外の女のオッパイ、触るの初めてッ!!」
 胸の谷間に肉棒を挟み、たぷたぷの乳肉を強引に寄せて圧力をかける。
 寝そべったメグに、強引なパイズリをさせながら、両手でチンポをしごかせる。
──汚らしいガキめッ!
 メグは内心毒づきながら手首に伝わる熱、乳を嬲る手のうごめきに唇をゆがめる。
 いくら抵抗しても抵抗しきれない緩やかな快感に、メグは悩ましく眉を寄せる。
「そろそろ僕も楽しませてもらうかな」
 耕一郎はそれだけいうと、取り出した肉棒をメグの口元に押し当てた。そして勢いよく口の中に押し込み、メグの喉の奥を強引に突く。
「おごッ!! おごぉッ!! んぶッ! ぶえぇッ!!」
「あぁ、気持ちいい……先生の口の中、おマンコみたいだ……」
 耕一郎は、容赦ないピストンを繰り返し、生殖器であるかのようにメグの口を犯す。
 強引で強烈な少年輪姦に、メグは激しくうめく。
 フェラチオというよりも、喉の奥を突くイマラチオは、メグの女としての尊厳を激しく損ねていた。
「お、お、おららららッ!! 手もちゃんと動かせぇッ!!」
「こ、ここ、こっちの手首も、動かせよぉッ!!」
 強制手コキを命じる少年二人も、容赦なく暴言を浴びせる。
「あはは、先生、みじめですね! 僕、そんなメグ先生も素敵だと思います!!」
 メグをほめそやしながらも、耕一郎は渾身の力でメグの口腔を犯しまくる。
 メグは、呼吸すらままならない状況で、少年の性欲におぼれさせられていた。
「な、なんで、こんなに感じちゃうの……? わ、私、こんなこと、されてるのに……ッ!!」
 まるでオモチャのように扱われ、人としての尊厳を奪われている状況だ。
 にも関わらず、メグの体には仄かな欲情の灯がついていた。
「くぅん、くぅぅん、ん、んんぅん、ふぅぅんッ……!!」」
 淫らな喘ぎが、歯を食いしばった口から次々と零れ落ちる。
「あ、あぁぁぁぁぁ……あッあぅッ!! ああぅぅッ!!」
 びくん! びくぅんッ!!
 そうやって、絶頂の声をわななかせながら、メグは大きく膨らんだ尻を大きく振り上げた。
 たわわな尻が、びくっびくっとうごめき、絶頂の快楽を淫らに浮き上がらせる。
「あぁ、先生エロいッ!! もうダメだ、出るッ!!」
「俺も、俺もッ!! 射精するッ! 手首動かせッ!!」
「ああ、俺もでるぅぅうッ!!」
「ぼ、僕も、出そうだ……あぁッ!!」
 メグの淫らな絶頂姿を見て興奮した少年たちの肉棒が、一気に膨れ上がる。
 手首、顔、口の中、胸、それぞれに収められた肉棒の幹を伝えいあがる熱々汁が、ほぼ同時に噴出し、メグの全身に飛び散った。
「ひぃあぁぁぁぁーッ!!」
 熱々汁によって顔を白濁液でドロドロにされ、胸の谷間を汚され、口の中に苦い男汁が充満する。
 息することすら難しい中、メグは必死に鼻で呼吸する。
 やがて、射精を完全終了した少年たちが肉幹を離した。
 メグの唇に吸われていた耕一郎は、口からチンポを引き抜く。
 ちゅぼんッ!!
 白い液体が、唾液と混ざり、ベッドシーツへと垂れ落ちる。
 直後、メグの四肢に、電撃のようなとろとろした感触が、かけぬけた。
 この部屋に満ちている、汗のにおいと、男の汁の匂いが、メグの理性を揺さぶっていたのだ。
「あ、いや、あ、なんで、そんな、あぁ、いやぁぁぁーッ!!」
 尾を引いてはじけ飛ぶ射精の勢いと白濁液の匂いがメグの頭をかき回し、メスの本能をまぜっかえす。
 気づいたら、メグは精子の匂いだけで絶頂を迎えていた。
「そんな、あぁ、あぅぅ、うあぁぁぁ……ッ」
 ぴくぴくと膣肉がうごめき、女の悦びに蜜をあふれさせる。
 メグは、髪の毛にからむ精子にすら欲情し、甘ったるい欲情の余韻に、豊かな乳房を揺らし続けるのであった。

────────────────

 調教が始まって数日後。
 今日もメグは、少年たちにいたぶられていた。
 ベッドに縛られていた全裸のメグは、拘束具を緩められ、後ろ手に縛られた状態で立たされていた。
 ゆらゆらと、体が崩れ落ちそうになりつつも、前後に少年に挟まれている。
 全裸の少年たちは、すっかりいきりたった肉の柱を、メグへと狙い定めている。
「サンドイッチだ。ほら、まずは君が入れなよ」
 耕一郎が命令すると、一人の少年がメグの女性器に亀頭を押し当てた。
 ブクっと膨れた少年の亀頭は大人サイズで、耕一郎が指でぱっくり広げた女性器の割れ目に刺さり、やがてずぶずぶと飲み込まれていく。
「あ、あぁぁぁ、チンポ、とろけそ……うぅッ!」
「いやぁぁぁ、入ってくる、やぁぁぁッ!! いやぁーッ!!」
「くく、いい悲鳴ですね。メグ先生の声、好きですよ」
 耕一郎は自らのいきり立つ肉棒を、アナルのしわに沿うように擦らせる。女性器と違ってヌメヌメの少ないアナルに、ローションを塗りたてた指先をつぷぷっと埋め込ませた。
「ひぐぅぅッ!! あ、あんた、まさか、そんな」
「メグ先生の大好物のアナルです。思いっきりかき回してあげますね」
 耕一郎は上機嫌である。
「そんな、や、やめ……ひあぁぁぁぁッ!!」
「う、うぅ……すご、い……なんてキツさだ……」
「ちんちん、入ってきちゃった……お尻の穴に、ちんちん……触手じゃなくて……ちんちんッ!!」
 メグのあなるは、ここ数日、触手の調教により思いっきりほじくりまわされていた。
 触手男根は、どうあがいても触手だ。男根を形どっていても、どうしても芯の部分に硬さが薄い。本物チンポとは違うという違和感があって、メグは本気絶頂をしきれていなかったのだ。
 今は違う。
 耕一郎のチンポは大人と同等のサイズ感だ。それも、みっちりとした肉感があり、芯まで詰まっている生殖器だ。
 本物チンポの侵入に、メグはあっさりと根をあげた。
「ひぃあぁぁぁぁぁッ!! あぁぁぁぁぁイくぅぅぅぅぅーッ!!!!」
 びゅくん! びゅくんッ!!
「イ、イ、う……うぅぅぅ……ひぃぃぅ……」
 待ちに待ったアナルアクメに、メグは完全に白目を剥く。
 がしっと少年たちにしがみつかれつつ、両四肢を悶えさせて、わななく。
 強烈なアクメだった。
「うあぁぁぁッ!!」
 耕一郎は、急激なしまりに顔をゆがめた。完全な不意打ちだった。
 しかし、彼はこらえ、射精直前まで追いやられたチンポを持ちこたえさせた。
「先生、ひどいですよ……まだまだ先生の体を味わいたいんです。今度は、ちゃんと本気でゴリゴリしてあげるから、我慢してくださいね」
 歴戦の戦士のような達観した表情は、大人顔負けの冷徹さであった。
「さ、サンドイッチだ。思い切り動くよ」
「あ、ああ! わかわか、分かったぁぁぁ!!」
 耕一郎は、ずぶぶっとメグの中にぶちこむ。
 ぱんッ! ぱんッ! ぱんッ! ぱんッ!!
 耕一郎の腰使いは、いつ射精してもおかしくないほどの激しくも複雑なうごめきだ。
 尻たぶに耕一郎のまたぐらがぶち当たるたび、乾いた音が響く。
 ねっとりとしたアクメ汁が、メグの太ももを伝い、床へと落ちる。
「俺も、俺も、俺も、俺もぉぉぉぉッ! イっちまうよぉぉぉぉーッ!!」
 耕一郎とテンポをあわせるようにしてピストンを繰り返していた少年が、勃起の暴発を宣言した。
「よしッ! じゃあ僕もそろそろ出すかなッ!! 先生の中にッ!!」
「俺も、でるうぅぅぅぅぅーッ!!」
 二人の少年の射精宣言に、メグは無意識に股を引き締めた。
 それは、膣内での射精を忌避しようとしての本能的な行動だった。
 が、それ以外にもメグは、もっと本能的な部分での欲情を、胸に抱いていた。
 きゅっとアナルを締めて、肛門内射精を待ちわびる。
 その浅ましいアナル欲望は、次の瞬間にかなえられた。
「イくよ、イく、イくう、射精するよ先生!」
「俺も俺もッ!! うおぉぉぉぉーッ!!」
 膣内と腸内で、ぶくぅっと肉竿が膨らむ。
 そして、中に熱い汁が放たれた。
「うあぁぁぁぁーッ!!」
 二人の少年の前後動による粘膜擦りと共に、熱々汁が、メグの両方の穴に注ぎ込まれ、はじける。
「ほぉぉぉぉぉーッ!! もうらめぇー イ、イ、イ、イくぅぅぅーイっちゃうぅぅぅッ!!!!」
 射精中も全く衰えない両穴粘膜責めに、メグの全身は大きくはじけた。
 メグは大きく喉をさらし、たわわな尻をぷるぷると震わせながら絶頂を叫ぶ。
 調教を通じて、メグの乳と尻は巨大なサイズに育っていた。その乳と尻が、メグの長い絶叫が響くように、たぷたぷ揺れる。
 みっちりと中身の詰まった女のエロスが、むんむんの色香になって少年たちを誘う。
「あ、あぁう、あぅぅぅ、あうぅぅ……イき、まくっちゃったぁ……もうらめぇ……」
 男好きするメグの体は、まろみのある女の性欲をぷんぷん漂わせる女のフェロモンを放っている。
 ただでさえ性欲のたぎりにうめく少年たちを、メグの女があおり立てるように誘う。
 肉欲むんむんの絶頂直後の女体を見て、少年たちはあっという間に射精エネルギーを再充填した。
 少年たちは、こぞってメグの目の前に肉棒をつきだす。
「しゃぶれ! 俺たちのチンポ、しゃぶるんだよぉ!」
「どのチンポが誰のチンポなのか当てたら、入れてやるよ!」
「か、顔ッ! エロい顔ッ!! 精液でドロドロにしてぇッうあぁッ!!!!」
「口の中に出してやる! 飲ませてやるぅッ!! うおぉぉぉぉ!!」
 ゆらぎに取りつかれ、理性を失った少年たちは、肥大化した肉棒をメグに握らせ、口に含ませる。
 頬に押し当てられた二本の肉幹が、メグの柔らかい頬に押し当てられる。メグの美しい顔が、ぶくぶくの亀頭の形に押し当てられ、へこむ。
「わ、分かったから……力づくで押し付けないで……ふあぁぁ」
 メグは左右から迫るチンポを、交互にしゃぶる。
 太く硬く巨大なチンポが、メグの口の中で膨らみ、頬肉を押し上げる。
 頬に浮かぶ亀頭の丸みが、極上のフェラチオの味を感じさせ、少年たちはサカりにサカる。
「な、なぁ、耕一郎、くん! 全員で、ぶっかけ、よう、ぜッ!!」
「あ、いいねそれ。そうしよう。精液でシャワーあびせてやろう」
 少年たちは、肥大化したびくびくのチンポを、
「まだだよ、まだだ……みんなで、一緒に、メグ先生を、ドロドロに、汚すん、だ……ッ!!!!」
 耕一郎が切羽詰まった声をあげたのが合図であったかのように、少年たちは肉竿先端をメグの顔に向けた。
 そして……
 どびゅるるるるる、びゅるるるるるーッ!!!!!!!!
「きゃぁぁぁぁッ!!」
 ゆらぎの力で増幅した射精の力が、メグの美しい顔に放たれる。
 悲鳴を上げたメグにも構わず、こってりした粘液がメグの顔面を襲う。
 びゅるッ! びゅるッ! びゅるッ! びゅるッ!!
 何本もの射精の汁が、弧を描き、メグの顔に降り注ぐ。
 それは長く続いた。
「くぅん、くぅぅん……くぅぅぅん、きゅぅぅんッ!!」
 普段だったら、こんなことをされて黙っているメグではない。
 しかし、メグはこの時、体の芯に熱く、甘い衝動がこみ上げてきて、止められない状態であった。
──どうして、こんなに、体が熱いのッ? 嫌なのにッ! 気持ち悪いのにッ!! どうしてッ!!
 顔をスライム状の精液でパッキングされ、表情がうかがえないくらいの状態にされる……
 そんな屈辱が、メグのマゾ心を振るいあがらせたのだ。
「ひぐぅぅッ!?!?」
 同時に、メグの膣奥とアナルの奥底が、きゅぅんとしまった。
 これはまずい、と思いつつも、メグの膣奥は甘くしびれ、アナルも脈動を繰り返す。
「やぁ、やぁぁ、こんなので、イきたくない、イきたく……ないのにぃッ!! あぁぁぁッ!! あぁぁぁぁぁーッ!!」
 ついにメグは篭絡した。
 大量のむせかえるような精子の匂いだけで、膣絶頂とアナル絶頂を同時に受け入れてしまったのだ。
「今日もたっぷりイったね、先生」
 耕一郎の声が遠くから聞こえる。
 彼は、射精を繰り返してぐったりしている少年たちとは違い、余裕の表情でメグの側にたたずんでいる。
「はぁッ! はぁッ! はぁッ! はぁッ!」
 メグは嵐のように渦巻く頭の中を何とか抑えつつ、耕一郎の姿を横目で見る。
 もはや体を縛り付けている紐は、細く緩い。
 射精直後で少年たちも気が抜けている。
 油断しているのではないか……そういう感じが、メグの中に芽生えていた。
「メグ先生、大好きですよ。僕、メグ先生をママみたいに思っているんです」
「な、なにを、ふざけたことを……」
「僕ね、大好きなママがいるんです。学校に通うようになって、あんまり会えなくなったけど、優しくて綺麗なママ……」
 耕一郎は、そんなことを言う。
 彼だけまだ理性が残っているのは、何か意味があるのかもしれない。
 その一端が、彼の母親への想いなのかもしれなかった。
「ママとこんなことをしたかったなぁ、って思うんです。おマンコもお尻の穴も、僕だけのものにしたい、って。だから、メグ先生には女の人が喜ぶことを教えてもらいたいんです」
 耕一郎の顔はすがすがしさに満ちていた。
 これは、ゆらぎが暴き出した耕一郎少年の本心なのかもしれない。
「これは愛情表現だと思ってください。僕とママが結ばれるために、協力してくださいね」
「お、俺も、ママと、こういうこと、してぇ! するッ!! 絶対にするッ!」
「俺も俺もッ!! 犯すッ、犯すッ!!」
「ま、ママを、俺の女に、するッ!! してぇッ!!」
「あはは。ほら、メグ先生の教育の成果が出てますよ。嬉しいでしょ?」
 メグはかぶりを振った。
 この少年たちの実生活がどうなってるのかはメグにはわからない。しかし、確実に悪い影響が、現実に出始めていた。
 ゆらぎは、秩序ある生活を、その激しい肉欲で破壊する。
──どうすればいい、どうすれば……
 メグは、指一本動かすことすら難しい状態で、頭脳をフル回転させた。
「また皆で来ますね。じゃあ、ゆっくり休んでください!」
 それだけ言うと、耕一郎は呆けている少年たちを促し、その場を立ち去ろうとする。
 メグはその背後に手を伸ばしかけ……その手を止めた。
「ふぅ、ふぅ、ふぅ、ふぅ……ッ」
 メグは息を荒らげつつ、ぐったりとベッドに横たわる。
 拘束具は、もはや数少ない。この状態なら、隙をつけば逃げられるかもしれない。
 だが、だがしかし……
 メグは、心の奥底に引っかかるものをかんじていた。
 逃げるのは、もしかしたら可能かもしれない。だが、少しでもほつれがあったら、取返しのつかないことになる。
 そういう予感があった。
 どうなるかわからない。メグは最後のひとかけら、頭の奥底に残っていた理性で、そう判断していた。
 今は逆らえない。体力を取り戻すまでは、いいなりになるしかない。
 そう思いつつ、膣内とアナルの同時絶頂の余韻にわななく。
 大きく育った胸と尻は、たぷんたぷんと揺れて、メスの欲望のたぎりを表現していた。
 メグは、自らの体が雌のわななきに支配されつつあることに、気づいていなかった。


この作品は二次元ドリームマガジンに追悼特集に掲載された綾守先生のあらすじに私が想像で追加したものを伊藤巧先生に書いて頂いた作品です。
この作品が一瞬でも綾守先生がいなくなったことの皆さんの孔を埋めれれば幸いです。魔法少女アイ外伝は楽しみにしてファンも多いと思うので、二次作品ですが楽しんでいただければ嬉しいです。
今後も伊藤巧先生にお願いしており続きます。
感想があれば励みになりますのでお書きください。
またアンケートのご参加もサイト継続の励みになりますので、ご協力よろしくお願いします。

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