魔法少女アイ外伝 魔法少女メグ⑥~輪姦~

6.輪姦

「ひあぁぁぁッ!! ほおぉぉぉッ!!」
 全裸になったメグの体にのしかかる少年たちの蹂躙の音が、部屋中にこだまする。
 ぎしッ! ぎしッ!!
 ベッドが大きく縦揺れし、メグの体が波打つ。たわわな乳房は縦にぶるんぶるんと跳ねて、ピンクの縦線残像を描いていた。
 伸び上がった背筋はぴぃんと張りつめ、女の歓喜をあらわにして震える。
 少年たちに絶え間なき性調教を受け続けるメグは、狂おしいほどの被虐心と性欲求にさいなまれ、表情を弛緩させながら、少年の胸板に拘束された両手を置いていた。
 メグはゆらぎに捕らえられた少年にまたがるかっこうで上下に尻を振り立てていた。
「上手だぜメグせんせッ!! 俺のチンポがよっぽどお気に入りみてぇだなッ!?!?」
「う、る、さ……ひぃんッ!! ほぉぉッ!! 奥をえぐらないでッ!?!?」
「おお、ここ、こりこりしててすげッ!! 奥のここ、すげっすげっ!!」
 ゆらぎの力を発現させた少年は、たくましく厚くなった胸板にメグの両手を置かせつつ、メグのくびれた腰を、がしっと捕まえた。そして、しっかりと固定したメグの中を、下から容赦なく突き上げまくる。
 こんなピッチでピストンしたら、あっという間に射精に至ってしまうのではないか、とメグが予測するのとは裏腹に、全力ピストンは十回も二十回も連続してメグの最奥をえぐり建てる。
「ふぁッ!! ふあぁッ!! これッ! 凄ぉいッ!!」
 浅ましく男の肉杭をむさぼるメグは、鮮烈な女の肉欲を全身で表現し、乱れる。
 五人もの少年にかわるがわる凌辱され、メグの女陰はほぐれつくしている。連続絶頂を強要され、肉体も精神も限界のはずなのだが、魔法少女の力のせいで、どちらもエネルギー切れを起こしてはいない。
 蜜をとぽとぽと垂らしまくるメグの肉の壺からは、まばらに飛沫が飛び跳ね、少年の股ぐらをしとどに濡らす。
 ぐっぐっとメグの全体重が結合部にかかり、おぞましい性衝動の塊となった少年とメグの生殖器が、ヌメヌメとこすれ合う。
 絡み合い、こすれ合う男女の性器……そのひと擦りのたびに、メグの体にはびりびりっとした刺激が跳ね散った。
「ほぉぉッ!! おぉぉぉッ!! ふ、ふか、すぎぃッ!! そんなに、つきあげ、ないでッ!! ふあぁッ!!」
 メグのしなやかな体がぴぃんと引きつり、程よく引き締まった女の体が淫らにすくみ上る。
「メメメメ、メグ、せんせッ! おおッ!! 俺のチンポ、溶けちまいそうッ!! ママ、の、マンコと、同じくない、ぎもぢいいッ!!」
 少年は醜くゆがんだ顔面をにやけさせ、メグの膣奥をむさぼりくらう。小さい体躯に細い手足はまだ子供っぽさを残していたが、その逞しい腰使いに、欲望みまみれた生殖器の膨らみは、レイプ衝動に飲み込まれた雄そのものだった。
 そこに、少年らしい面影はもうない。無我夢中で女をむさぼり、手加減なく射精欲求を解き放とうとする雄だけだ。
「お、おぅおお!! 出る出る! 射精するぜ先生!! うぉぉおぉぉ!! おぉぉぉぉ!!」
「ふあぁぁッ!?!? な、中で、膨らんできてるッ!! やぁ、もうダメッ!! せめて膣内射精だけは……あぁぁぁッ!!」
 メグの願いもむなしく、すさまじいピストンの勢いと共に、ぶくぶくと少年ペニスは膨らみ続ける。そして……
「いぐッ!! いぐいぐいぐいぐぅぅぅッ!!」
「ふあぁぁダメッ! 中はダメ、ダメダメダメダメぇッ!!」
「ウルセェェえ!! 俺は、ママを、孕ませてーんだ! め、めめ、メグ先生で、実験すんだよッ!! おぉぉぉぉぉッ!!」
 びゅるるるるッ!!!! びゅっびゅっびゅっびゅッ!!!!
 うなりをあげて、少年のペニス棒から子種が放たれる。女教師、メグの膣肉をかきわけ、子供をつくる部屋、子宮の中に、一滴残らず流し込まれていく。
「あぅ……!! あぅぅぅぅ、あうぅ、うぅぅぅッ」
 メグは、声にならない声をあげていた。これで膣内射精は何回目だろう? もはや数えきれないほど、膣内射精を食らっていた。
 その都度、強烈な快楽が股ぐらから背筋を這い上り、脳髄へと届く。がんがんと頭をたたかれるような突き抜ける性の愉悦に、メグは、のどを晒して天井を見上げ、喘ぐことしかできなかった。
 魔法少女特有の体のみずみずしさは、これだけ長い監禁が続いていも衰えてはいない。
 皮肉だった。
 鍛え抜かれた強靭な体に、どのような苦境に陥ろうと負けることのない強力な魔力の加護が、メグの身体と精神を支えている。
 戦いの場で勝ち抜くために身に着けた技能、身体能力だったが、それが今、あだとなってメグを苛んでいた。 それは、まるで終わりの見えない性虐地獄に、少しでも長い間、浸ることを押し付けられているようだ。自縄自縛とはまさしくこのことだろう。
「まま、まだまだだぜ、メグ先生……! 俺達は、先生に教わんなきゃいけないこと、いっぱぁい、あるんだぁ!!」
 別の少年が、射精を済ませた少年と入れ替わるようにしてメグの下に潜り込んだ。ぐったりしているメグの尻を持ち上げ、股ぐらにペニスをこすらせる。
──あぁ、今度こそ……!
 メグは、本能的に尻を蠢かせ、尻の穴に誘導を試みる。
 メグの使いこまれた尻穴は、まだ触れられてもいないうちからパクパクと口を開き、異物の侵入を大歓迎している。
──こっちも欲しい、こっちもぐちゃぐちゃにかき回してほしい。アナルの壁に、チンポのカリがひっかかる感触、思い出すだけで気持ちよくなっちゃうの、あぁ、お尻、尻穴……!!
 少年ペニスが尻穴に近づくたび、理性が消え失せ、アナル挿入への欲求に心が昂る。
──アナルッ! お尻ッ!! ほじくってッ!! あぁ、アナルほじくりしてぇッ!!
 声にならないおねだりは、メグの胸の中で反響を繰り返す。
 少年の肉塊の先端がこすれた時、その期待感は最高潮へと盛り上がる。
 が……
「はぁん……ッ!!」
 ずん、ずん、という生殖器の押し込まれる衝撃に、メグは両方の手足を引きつらせ、伸ばす。が、その手は何も掴むことなく、虚空に悶える。
冷酷にも、少年のペニスはアナルを素通りし、ぐっちょりと粘液にまみれた女性器へと伸びていった。
──そっちじゃないッ!! そっちじゃないのにぃッ!!
 メグは、ゆらゆらと揺らめく瞳で、少年を憎々しく見下ろす。この少年のペニスを強引に引き抜いて、アナルにぶち込ませてやろうか、という過激な発想すら浮かび上がる。
 そして、腰を振り立てかけた少年を、きゅっと膣内を締めて、押しとどめようとした時だった。
 メグは、鋭い視線を感じて、バっとそちらを見た。
「ふふ……メグ先生、あなたという人は、本当に……」
 メグは目を見開いた。見透かされてる? アナル狂いのあまり、凌辱されているという立場でありながらアナル挿入へと誘導しようとしていることを、見破られた?
 愕然としながら、心の中ではそれを否定した。
 そんなはずない、心が読めるなんて、そんなはずな絶対にない。あんな顔しても、そんなのハッタリに決まってる……
「い、い、いぐぜ、メグ先生! ママのおマンコと、どっちがうめぇかなぁッ!!??」
 そんなことを思っている間にも、少年は何やらうめき、下から突き上げ始めた。
 メグの意識は、そこで霧散する。
「んあぁぁぁあッ!! そ、そんなッ!! いきなりッ!! 深いぃぃぃぃッ!!」
 この少年のチンポは、さっきの少年よりも太くて長い。膣奥のコツコツとした部位を、あっさりとゴリ押ししてくる。
 メグは背筋をぴぃんと伸ばし、全身を引きつらせた。
「あっあっあっあっ!! すごすぎるのよぉッ!!?? お願いだから優しくしてよぉ!!」
 髪を振り乱して懇願するメグは、女らしいしどけなさを浮かべ、その汗にまみれた四肢を張りつめ、きめ細かい純白の肌から女の匂いを部屋中にふくまく。
 着き上げまくる少年のペニスを少しでも早く達せられるように、メグは、腰をローロングさせるような動きにうねらせ始めた。
 それはまるで、メグ本人の心の中を示しているかのようだった。今すぐにこの場を去り、解放されたい。アイたちと合流し、このクソガキたちをぶちのめしてやりたい。
 その気持ちは衰えていない。だというのに、もう一つの自分は、それを上回る何かをしきりに訴えている。
 それは何なのか……メグの体をあぶりたてるものの正体を、メグは探り当てる直前まで来ていた。
 なに? なんなの、この感覚は……?
 メグは、開けてはいけない箱を開けてしまうのではないか、という焦燥感に襲われていた。ここでタガが外れてしまったら、もう戻れない。そう直感が告げていた。
 いくら人間の限界近くまで強化され、ゆらぎ討伐に特化した魔法少女とはいえ、責めつくされれば、欲望に陥落し、闇落ちする。
 メグは自分の力を過信するタイプではない。だが、ゆらぎ討伐の実力を疑うこともない。
 その自信を、メグは完璧なまでに引き裂かれていた。
 耐えきるだけでは、この状況を切り抜けることは出来ない。どうにかして抜け出して、秋俊とアイの助けを得て、こいつらクソガキから、ゆらぎを引きはがす……
 そんな強い思いを、必死で思い出す。
 必死になって思い出さなければ、心も体も瓦解してしまう。それは、予感だった。
 自分の人生の、大きな分岐点……メグは、必死だった。
 が……
「んぐぅッ!! ぐぅんッ!! ぐぽぉッ! ぶぽッッ!!!!」
 猛烈な勢いで口内を蹂躙され、メグは破裂音のような呼吸音をとぎれとぎれに放つ。その赤みを帯びた大人の唇は、半透明の汁の膜を張っており、呼吸器や食事をするための役割を完全に放棄していた。
 口の中で暴れまわる生殖衝動の塊が、メグの思考回路をぐずぐずに崩す。
「メグ先生ぇッ!! お、俺のチンポ、どうですかぁッ!? うまぐ、ズンズンって、できてますがぁ!!??」
 少年が、肥大化したペニスをメグの顔面に突き付ける。その先端には先走りの汁が滲み、男の欲望を滴らせている。
「お、俺のチンポも!! 何点ですが!!?? おじえてえぇぇ!!」
 暴力的なまでにふくれあがり、筋張った肉の柱がメグの顔面につきつけられ、メグは思い切り顔をしかめた。射精を連続的に繰り返している少年たちの汚濁液まみれの生殖器は、すえた匂いを放っている。
 それでもなお、少年たちは欲望が消えることはない。食欲の尽きない肉食獣のように、メグの肉体を凌辱しまくる。
「はは、みんな本当にメグ先生が好きなんだなぁ。やっぱり理性抜きで遊べるオモチャはいいよね」
 メグは耳を疑った。
──理性抜きで遊べるオモチャ……それはまさか、私のことを言ってるの?
 かすかに残る思考回路が、屈辱を形作る。
 冗談じゃない。今はこうして好き放題にされているけど、こんなクソガキどもの性処理をされているのは、こいつらの中のゆらぎを抹殺するため。
 決して快楽に溺れているわけじゃない、決して……
 そう思いつつ、少年たちの反り返る肉棒に奉仕し続けている。が、メグには一つ、こらえきれない疼きがあった。
──お尻の穴……ぜんぜん、されて、ない。
 尻の穴でえぐられるときの、えも言われぬ愉悦……とろけるような粘膜のうねり、中をえぐられる時の、浅ましい肉欲のたぎり……あれは、尻の穴をほじくられなければ得られない極上の快楽だ。
 メグが監禁されてから最初の二週間は、尻穴調教をされていた。
 がツンガツンと乱暴に尻奥を突きまくられ、まるで徒競走のリレーのように、違う肉棒がいれ変わり立ち代わりメグの尻穴をうがち続けた。
 調教が進むにつれ、メグは強制的なアナルアクメを決められ、何度もアヘり顔を晒したのだ。
──あの感じ、また味わいたい……はぁん、チンポ、お尻にほしい……子供ちんちんでもいいから、メグの下品な穴、ほじくってぇ……ッ!
 心の中で浅ましい雌の喘ぎを叫びちらし、今は耐えていた。が、この我慢もいつまでもつか、それはメグにさえ分からない。
────あぁん、お尻、尻穴、アナル、アナルほじくり、されたい、あぁぁ、ん、ほじくって、お願いだからぁッ!!
 雄たけびを紛らわす代わりに、頬や額に突き立てられた勃起に奉仕する。それがメグなりの反抗であり、忍耐であった。
「んじゅ、じゅるるッ!! じゅぶじゅぶ、じゅるるりッじゅるッ!! ちゅうぅぅぅぅーッ!!」
「うあぁ、先生それすげぇ!! すげぇ吸い方ッ!!」
「マジですげぇ!! 最高だぁ!!」
「お、おれれ、この前さぁ!! ママにしゃぶってもらったんだ!! ずっとしゃぶってよってお願いしたら! してもらえだぁッ!! あぁぁぁ、ママッ!!」
「ママのしゃぶり方もエロかったけど、メグ先生の方がずっとうめぇ!! ママもこれくらいになったらなぁッ!!」
「俺も俺もッ!! 俺のママ、俺のチンポ処理専門のメス猫にしたんだ!! でもメグ先生のおしゃぶりのほうがずっとスゲぇ!!」
 生殖衝動で理性を失った少年二人が、メグを肉欲処理に使いながら大興奮する。
──あぁ、私がこの子たちを跳ねのけられないせいで、被害が……
 メグは胸が痛むのを感じていた。望まぬ母子姦通を、四人もの人に味わわせてしまった。
 人生そのものをゆがめてしまったかもしれない。
 しかし、そんな申し訳なさを感じている最中にも、性欲に蝕まれた少年……いや、オスたちが、メグをむさぼる。
 エネルギーの充填された肉の実が、いったん膨れ上がる。そして……
「ひぃあぁぁぁぁーッ!!」
 ぶびゅるるるる!! びゅうぅぅぅぅッ!!
「うおぉぉッ!! 出る出る!! 出てるぜぇッ!!」
「おおぉぉぉぉ!! すんげぇぇぇ!!」
「うほおぉぉ!! おぉぉぉぉぉ!!」
 膣内に熱々の精液が流れ込んでいく。一切容赦のない膣内射精に、メグはお尻を浮かせて必死に逃げようとするが、がっしりと腰のくびれを捕まえられてかなわない。
 膣内直撃のナマ種付けが、メグを襲う。
 そして、その美しい顔にも、白濁液の奔流が襲い掛かる。
「ふあぁぁぁんッ!! せいえきぃ、ふってくるぅぅぅぅッ!!」
 どぷどぷどぷどぷッ!!
 合計4本の肉竿からの、申し合わせたような大量射精に、メグの脳髄が痺れ狂う。
──いぐッ! いぐいぐいぐいぐッ!! いき狂うッ!! 狂っちゃうぅぅッ!!
 本気種付け、それはメグの中のメスを奮い立たせる。アナルアクメの欲求を忘れさせるような大量白濁液の雨に、メグは顔を持ち上げて全て顔面で受け止めた。
「ほぉおッ!! ほぉぉぉぉぉーッ!!!!」
 びゅるびゅるとうなりを立てて、少年精子がメグの膣内に流れ込んでいく。
 ナマの膣内射精だ。メグの膣内が、ぷりっぷりの精子に満たされていく。喉を晒し、虚空に向けてパクパクと口を開け閉じする魔法少女は、膣内と顔面、口の中、髪の毛までもをオス汁に凌辱され、に半分、意識を混濁させてしまっていた。
──このままだと、本当に落ちつくしてしまう……
 絶望感が、メグを襲う。
 いかに魔法少女の力があったとしても……いや、その力があるからこそ、これほどまでに凌辱が長引き、苦しみが続いている。
 メグは、絶頂のわななきに尻を波打たせながら、くったりと前かがみに少年に覆いかぶさる。
 すると、メグの美乳頭頂部が少年の醜悪な顔面にあてがわれる。
「ふ、ふへへ、メグ先生の、おっぱい、でっけぇ! まっピンクの乳首、可愛い!!」
 膣内射精絶頂直後で体をわななかせているメグは、うっとり甘いしびれに悶える。全身に浸透する甘ったるさは、女特有の魅惑のしびれだ。
 ちゅば、と口に乳首を吸われた時の、ぴりっとした快楽も、女特有の甘みで、メグは口の中が小さく喘いでその快楽に浸りそうになる。
「へ、へへ、お、俺は、め、メグ先生で、孕ませる練習、すんだぁッ!!」
 メグに覆いかぶさられるまま乳首を吸っていた少年は、ぐりぐりと射精直後のペニスで膣奥をえぐりたてる。
 絶頂直後で過敏になっていた膣奥をえぐられ、メグは背筋を伸ばして声を上げそうになったが、それは極太肉棒を突っ込まれたことでさえぎられた。
「おら、ぼーっとしてんじゃねーよ、お、おらぁ!!」
 背筋を反り返らせたメグの顔に、複数の肉棒が襲い掛かる。一本は、ピンクの唇をこじ開けて口の中にぐぶぶっとねじこまれる。
「んぼぉッ!!」
 くぐもった声をあげてメグはそれを吐き出そうとする。が、少年の猛々しい腰使いによってねじりこまれた肉棒は、あっさりとメグの口の中を蹂躙する。
「おら、ち、ちち、チンポ、吸えッ!! 俺のチンポ、強くすんだよぉ!!」
 メグの唇を生殖器に見たてて、少年はメグの口内でゆるゆるとピストンを始める。めくれかえった亀頭がメグの口内粘膜をこすり、とろりとした唾液が筋張った肉幹にしみこんでいく。
 ここで嚙み切ってやれば、このガキは処分できるだろう。しかし、逃げることはかなわない。それに……心残りが、あった。
 メグにとってアナルアクメは絶頂の頂点である。調教されつくしたアナルで絶頂を迎えた時の、あの甘露ときたら、どれだけ乱れ狂っても収まらないほどだ。
 だというのに、この少年たちは、まるでせせら笑うかのように、アナルを放置していた。
 どうせ犯しつくすなら、そこも犯してくれればいいのに……そんな考えが、とめどなく押し寄せる。
 が、それすら許さない、とばかりに、少年たちは射精直後のヌルヌルペニスを、メグの顔になすりつけてきた。
「次にママとセックスする時に、長持ちさ、ささ、させるん、だぁぁッあぁ!!」
「しごけ! 手も使うんだ、おらぁ、おらッ」
 少年たちは乱暴に、屹立した男性器を頬に押し込む。口の中を満たす肉棒に奉仕しながらの手コキを強要され、メグは両手で若い幹を握りしめた。
「ん、んん、んむぅ、んぶッ」
 メグは少年たちにがっちりと拘束され、強制フェラと両手での手コキを強要されるがままに行う。
 アクメ直後の混濁する頭で、アナルへの渇望を胸の奥にしまい込みながら、メグは少年たちへの奉仕を続ける。
 それは、陥落した雌そのものであった。
「めめめめ、メグせんせ! 次は、みんなでぶっかけてあげるよ!!」
 メグを下から突き上げていた少年が這い出した。ぐったりとしているメグの体を持ち上げ、ベッド上でぺたんとしゃがみこませる。
 そのしなやかな体は、汗と精液にまみれてテラテラと輝いている。
 少年たちは、あっという間に次なる射精への予兆を、その肥大化した肉塊に宿らせていた。
「あ、ああ……もう、こんなに、勃起してる……」
 赤子の手ほどはあるだろうか? 少年たちの雄棒は、先端がめくれ返り、赤く腫れあがった亀頭表面をむき出しにしている。
 先端の穴からはとろとろっとさっきの射精の名残汁が染み出ていて、つつぅっとベッドのシーツに垂れ落ちていた。
 触手の欲望のうごめきほども凄まじいが、悪意と性欲に満たされた雄の凶悪さは、比べ物にならない。メグはそれを、これまでの人生で何度も味わい続けている。
──もう、こんなの、嫌なのに……ッ!!
 メグの胸の中は、屈辱と嫌悪で満たされる。だが、それ以上のもの……とても深い部分に、少しずつ淀みのようなものが溜まっているのに、メグは気付き始めていた。
──犯される、好き放題にされる……嫌なの、あぁ、嫌なのぉ……だけど、私……はぁぁん……
 被虐の喜び、性の疼き、それは、徐々にメグを支配しつつあった。
「お、お、おらっ! しし、尻だせ! こっちに、尻、を、突き出せよぉッ!」
「ま、まままま、ママぁ!! 待っててねぇッ!! すぐにこいつ、ドロドロにして、ママのトコ、いぐがらぁッ!!」
「おお、おおおお、俺もぉッ!! ママと、はやぐがえっでッママとセックスしでぇぇッ!!」
「も、もうやめ……ひぃあぁぁぁぅッ!!」
 つい数分前に射精したばかりの少年男根が、またもや大きく膨れ上がり、肉の凶器をメグの尻たぶ、頭、顔面、乳房に突き立てる。
「おおおおおおッ!!」
「うぉぉぉぉぉーッ!!」
 雄たけびじみた雄の性欲発射に、メグは体を跳ね上げた。
 が、その心の奥底には、まだ仄明るい欲望が宿っている。
──お尻……アナル……お尻に欲しい、尻穴の奥、ほじくられたい、のに……ッ!
 絶頂の余韻に浸りながら、メグはびくんびくんと体を痙攣させる。
 小刻みに揺れ動きながら、悩ましく寄せる眉根には、まだまだ何かが足りないというものが、色濃く浮かび上がっている。
 耕一郎は、それを見てほくそ笑んだ。
 今回の蹂躙では、耕一郎は一回も手を出さずに傍観者に徹していた。不気味なほどに静かに、少年たちへの指示と、触手の抑え込みのみである。
「思ってた以上に調教が進んできたね……ふふ。僕の理想の性奴隷が生まれそうだ」
 耕一郎の邪悪が、部屋の中を満たすように渦巻き、広がっていた……。
 
7 逆襲

──夜。マンションの部屋に、メグは一人、取り残されていた。
 この暗がりに自分だけという光景は慣れたものだった。ポツンと一人っきりでいるのは不安にはなるが、それでも凌辱されるよりはましだ。
 ここ一ヶ月ほどの苛烈な性調教で、心も体も屈服しそうになっていたメグにとっては、この時間は安息でもあった。
「あいつら……今度は何を、考えてるの?」
 メグは、意外な思いだった。
 なんと、耕一郎はメグから触手を取り除いたのだ。
「四六時中セックスさせていてもいいんですが、それだと本気で狂っちゃいますからね。僕たちは、あなたにまだまだ喜ばせてほしいんですよ、メグ先生」
 去り際の耕一郎の余裕の表情と、含みのある言葉を思い出す。
 メグは偶然の好機ととらえていた。
──あいつも所詮は子供ってことなのね。油断してくれて、そのお陰で考える余裕ができたわ。
 これまでは、睡眠中ですら触手に体を嬲られていた。触手が乳房に絡まり、乳肉を絞りながら乳頭をコロコロと転がし続けていた。
 ここ数日間、メグの白い素肌は歓喜の朱色に染まり、女の悦びに染め上げられ続けていた。
 つぷぷ、と乳首に差し込まれた悦楽の麻薬が、メグの全身を過敏にし、触手がメグの薄い陰毛をちょっとこすった程度で、びりびりとしたピンク色の電流が駆け抜けていた。
 絶頂、気絶、絶頂、気絶のループで、十分な休息が得られていなかったメグにとっては、これは僥倖に他ならない。
 メグは体を横たえながら考える。
 逃げなきゃ。
 ここから逃げ出して、アイたちと合流さえしてしまえば、私たちの勝ちだ……! そう、メグは打算していた。
 しょせんは子供、考えも知能も子供だ。ゆらぎの生殖衝動に乗っ取られた少年は、体力も性欲も化け物じみてはいるが、一人ひとりの戦闘力は大したことはない。
 被害を考えずに力を蓄えて全力で戦えば、全員を駆除できる。メグにはその自信があった。
 だが、耕一郎だけは違う。知能は大人に負けるとも劣らないほどだ。その知能を、メグの監禁調教に全て振っている。
 油断はできない。幸い、この休息の時間は、ここから抜け出すための策を練るのに十分な猶予になっていた。
 どうすればこの地獄から抜け出せる? 考えろ、考えるんだ、私……
 メグは、頭脳をフル回転させて思考に没頭、しようとした。
 そう、考えなければいけないのだ。
 だが……メグは、もぞり、と体を揺さぶった。
 豊満な乳、調教の成果でむっちりと育った尻が、たぷんと揺れる。
 金属製の拘束具でつながれていたものの、魔法少女の力があれば、こんなものを破壊するのは造作もない。
 これを破壊して、逃げればいい……そう思っていた。だが……
「はぁ、はぁぁ、はぁん、ん、は、あ……」
 声が上ずってしまう。自分ひとりしかいない空間に、甘く誘惑するような女の喘ぎが響く。自分でも驚くほどの甘えた吐息に、メグは、自分が発情しているのに気づかされた。
 原因は、分かり切っている。
 ここ数日間、触られてすらいない器官……その部位が、たまらないくらいにうずき、硬い肉を恋焦がれているのだ。
「あ、はぁ、ん、ん……お尻、ぃ……」
 お尻の肉をほじられる快感は、思い出すだけで脳が溶けるような錯覚を抱いてしまう。肛門を力づくで広げられる時の、被虐の愉悦は他にはない。
 夜間、触手によりアナル開発を続けられていたメグは、すっかり濡れてとろとろになるように体が作り替えられていた。
 とりわけ肛門絶頂が強く刻み込まれていたメグは、アナル絶頂の習慣を、半ば喜んでもいた。アナル好きの男性に巡り合うことが少なかったことで、飢えていたのだ。
 そこに来て、濃密なアナル調教の日々……メグが正気を保てているのは、アナル絶頂漬けにされている時の喜びのお陰でもあった。
 肛門に雄の固い棒を突き立てられた時の胸の高鳴りは、まるで初恋の時のようなときめきだ。
 念願かなってアナル肉に入り込んできてくれた時の喜びは、言葉では言い表せない。
 腸壁は、きっと大喜びでチンポにむしゃぶりつくだろう。すっかり男の味を覚えたメグの腸壁は、入口から出口まで、その全てを肉棒快楽を受け入れるための器官に作り替えられている。
──アナルに入ってきてくれたらぁ♡ ずにゅずにゅってぇ♡ しごきまくってあげるのにぃッ♡ チンポ、チンポぉッ♡
 きゅうきゅうっとすぼまったメグの菊門は、想像上のペニスを受け入れるために臨戦態勢に入っていた。きゅんきゅんと腸内が予兆にうぞうぞ動く。
 妄想上のアナルセックスで、メグは半分、陶酔していた。
「くあ、あぁ、あ、ぁ……ほぉぉん……ッ♡」
 思い出しただけで、アナル欲にまみれた声が、切れ切れに悶え散らかす。
「ち、チンポ……♡ アナルに、チンポッ♡ チンポ、アナルに、欲しぃッ♡」
 いったんタガが外れると、際限がなかった。アナルへの欲望は、思い出すたびに膨れ上がる。それはまるで、遠くに離れた恋人との念願の再会を心待ちにする乙女のようだ。
 メグの脱出計画など、もはや形をなしていない。
 アナル快楽への衝動に耐えきれず、メグは高く尻を振り上げた。
 左右に尻をふる。たぷったぷっと尻の肉が波打ち、風がアナルに入り込む。
 が……
「あぁんダメッ!! こんなのじゃ余計に切なくなっちゃうぅッ!!」 
 生半可な刺激では、アナル絶頂への欲望を強めるだけだ。メグはそれに気づき、性欲解消のターゲットを探す。
「ど、どこ!? どこかに、あぁんッ!! もう、なんとかしないと、あ、アナルで、狂っちゃうぅッ!?!?」
 もうダメだ。一度、アナルでの連続絶頂を味わったメグは、その衝動をこらえることは出来ない。最高の快楽を味わった女は、それを手放すことは出来ないのだ。
 メグは壁にお尻を押し付けた。ずりずりっと尻たぶをこすらせ、割れ目の中を壁にこすらせる。
 開ききった割れ目からぴっちりと閉じた尻穴が顔をのぞかせ、そして、壁に、表面がこすれる。
「ひゃあぁぁううッ!!」
 声が高鳴る。待ち望んでいたアナル表面への刺激だ。びりり、とした電撃が、肛門を通じてメグの下腹部に伝わる。
──気持ちいい、気持ちいい、気持ちいい、気持ちいい……ッ
 待ち焦がれた疑似的なアナルセックスに、太ももが悲鳴を上げるほどに高く尻を振り上げ、壁に向けて尻を左右に振り立てる。
 こんな光景、だれかに見られていたら、自殺ものだ。あまりにも惨めすぎる。
 だが、そんな惨めさを覚悟しなければいけないほど、メグのアナル絶頂への渇望はとめどない。
「あぁん、だめだめぇッ!! こんなんじゃ、ダメッ!!」
 メグはあっさり根を上げた。肛門への摩擦刺激で自分を慰めて収めようとしたのだが、中途半端に刺激されたことで衝動が強まってしまった。
 アナルへの挿入、腸壁をえぐられる被虐感、屈服感が、高まってしまう。胸の動悸が激しい。バクバクと鳴り響き、しっとりとした表面の肌に、汗の粒が浮かぶ。
 完全に裏目に出た。
 ほとんどアナルジャンキーになっていたメグは、次なるアナル悦楽の標的を探した。
──あったッ!!!!
 狙いは、すぐ近くにあるベッドの端の突起だ。
──あの棒ッ!! あれでいい、もういいッ!! ぶちこむッ!! 入れるッ!!
 粘着力や柔らかさなど全くないであろうベッドの支柱の頂点、その無骨な金属に、メグは救いを求めた。
「入れて♡ 入れて♡ メグのお尻の穴、おいしいよ♡ お尻肉、ふっかふかだからッ♡ 包み込んであげるからッ♡ たくましいあなたの棒ッ♡ メグのお尻の中でぐっぷり飲み込んであげるッ♡」
 メグは目をぎらつかせ、呂律の回らない口から舌を覗かせつつ、全身をずりずりとベッドの端に動かそうとする。
 ずり、ずり!! と、拘束具につながれたまま、ベッドの端へと尻穴を持っていこうとする。
 が……
「あぁん、届かないぃッ!! いやぁ、アナルッ!! やぁぁッ!! お尻ッ!! 尻穴ッ!! 入れてほしいのにッ!! 可愛がってほしいのにぃッ♡」
 舌を伸ばし、浅ましくもエロティシズムにまみれたメグが、自らのみっともないアナル欲求を解消してくれる突起へ、媚びに媚びる。たとえ相手が無機物でも、もはやどうでもいいのだ。
 必死で拘束具を外そうとする。メグは、魔法少女の力を呼び起こした。
 幸い、力を吸い上げる触手はもういない。力は少しである者の、充填された。これなら、なんとか抜け出せる!!
 両腕両足を縛り付けていた金属を、メグは思い切り引きちぎろうとした。
「あぁん!! この、このッ!! この、この、この、このッ!! うあぁぁぁーッ!!」
 もはやアナル欲求を解消することしか考えていないメグは、ケダモノの目をしている。
 全身全霊で力を振り絞り、拘束具をはがしにかかる。ミキミキ……と音が立ち、頑丈な金属製の拘束具の留め金が、ひん曲がっていく。
 それでも、すぐには壊れない。メグの力が弱まっていることと、拘束具の頑丈さが相まって、予想以上に時間がかかっていたのだ。
「ああッ!! ああああああッ!! 壊れろ! 早くこわれろぉッ!! お、お尻が、うずいて、仕方ないのにぃッ!!!!」
 メグは、ただひたすらアナルのためだけに、憎々しい金属塊を全力で破壊にかかる。
 三十分くらいしたころだろうか。
 ガチャァンッ!!
 そんな音と共に、メグをとどめていた金属の拘束具が外れた。
「やったッ! やったあぁぁぁッ!!!!」
 メグは大歓喜だ。それもそのはず、もはや何の憂慮もなく、尻穴イキができる。アナル絶頂を楽しめる。
 メグは大慌てで、指をアナルにあてがう。
「はぁぁん♡ やっとお尻の穴で、イけるぅ♡ んほぉぉおん♡」
 そうやって、指先で愛しいアナルをまさぐろうとした、その時だった。
「あははッ!! あはははははッ!! げ、げ、げ、げ、下品すぎぃッ!!」
「ぐひひひひひぃッ!! め、めめ、メグセンセー、すすすんげーッ!!」
「し、しり、尻をぐいって持ち上げて、ぶりぶり振ってやんの!! みみ、みっともねーッ!!!!」
「ぎゃ、ギャグマンガみてーだったぜーッ!! と、と、とんでもねー女だあぁぁぁぁ!!」
──は?
 メグは愕然とした。
──見ていた? あの様を? 私が、夢中でお尻で気持ちよくなろうとしていたところを? 盗み見?
「僕たちはね、メグ先生の様子がおかしいことに気づいていたんですよ」
 耕一郎が、メグのすぐそばに近づき、笑う。顔がゆがむ。まるっきり、邪悪だ。邪悪の塊だ。
 そして、その手がメグへと差し伸べられた。
 まるで、地獄の底にいざなう、悪魔のような手だった。
「何が鬼神だよぉぉ!? ただのアナル狂いの、ち、ち、痴女、じゃーん! ぐぅへへへへ!!」
「か、かか、壁に、お尻ッ!! ぷぷッ!! 尻、こすりつけてやんのぉぉッ!! なにアレ!! なにアレぇぇぇぇげへえぇぇぇぇ!!」
 下卑た笑みが、少年たちの顔に張り付いている。
 ゲスそのものの、邪悪なゆらぐにとりこまれた少年が、メグを、攻め立てる。メグは、ぐらぐらと視界が揺れるのを感じた。
──私、が、お尻で、気持ちよくなるの、が……見られて……
「おら、センセー!! アナル、ほじくって、ほ、ほほ、ほしい、んだろ!!??」
「いま救ってやるよぉぉぉぉ!!」
 少年たちは、メグをせせら笑いながら、ズボンの中に手を伸ばす。すっかり膨れ上がった少年のズボンは、充血した性器でパンパンに膨れていた。
 それを見たメグは、かぁぁ、と顔が熱くなるのを、どこか遠くに感じていた。
 メグは、きゅん、と頭の芯の部分が縮こまるのを感じていた。目の前が赤く染まる。どこかの血管が、ぷつぷつときれた。
「おら、うずくま……え!?!?」
「え、な……ええええええ!!??」
 しゅん、と空気を切り裂くような音が響き……
 ペニスを取り出そうとしていた少年二人が後ろに弾かれるように、はねとばされた。
 しゅうぅん、という空間に何かが収斂するような音が、響く。
「いぎゃあぁぁぁぁぁッ!! ああああああッ!!??」
「いでぇぇぇぇッ!! ぎゃあああーッ!! 俺の、俺のチンポがぁッ!!??」
 二人の少年は、股間を抑えながら床に転げまわっていた。
 そのころがりまわっている場所の床に、少しずつ赤黒い液体が染み出していく……
 その向こう側には、引きちぎられたとおぼしき少年の陰茎が、しんなりと落ちていた。
「お、おぉぉぉい!! て、てめてめ、てめぇ!! よ、よくもぉぉぉ!!」
「あ、あいつら、チンポ、ちぎられちまったぁ!!」
 少年二人は、血だまりに転がっていた。ゆらぎによって巨大化し、たくましさを増していた少年たちであったが、それでも急所を引きちぎられてはひとたまりもない。
 残ったゆらぎの少年二人、そして耕一郎は、躊躇なくその場を飛びのく。
 どぅん、という轟音と共に、その場の床が深くめり込んだ。
「あはは……メグ先生。目が怖いですよ?」
 耕一郎が、さっきまで余裕だった瞳に、初めて複雑な色を浮かべた。その瞳に映りこむ女性の姿は、冷徹冷血な、戦士であった。
「な、なんだよぉ……こいつぅ、いきなり、ブチ切れやがったぁ!」
「や、やべーんじゃねーのか、ここ、こういちろ、くんッ!!」
 耕一郎は、メグと対峙する。メグの目は、怒りと憎しみに燃え上がっていた。
「あんたたち……子供だと思って手加減してたけど、もういいわ」
 メグの体は、魔法少女のレオタードに包み込まれていた。
 動きやすく魔力を常時供給する、魔法少女の戦闘時の正装だ。普通は物質化しないと身に着けることは出来ないのだが、メグほどの実力者なら、自らの魔法少女の力で物質化し、身にまとうことができる。
 この状態になったメグは、魔法少女の中でも屈指の戦闘力を誇る。
 そう、鬼神と呼ばれるほどの戦闘力を。
「あんたら全員、ブチ殺す!!」
 メグは、耕一郎を人差し指で指示し、全員に対して抹殺宣言する。そして、全身のバネをフルに使いきり、跳躍する。
 ぐばぁ、と言う轟音が、部屋の中に鳴り響いた。

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