魔法少女アイ外伝 魔法少女メグ②~契機~


3.契機

 土曜日。メグの担当している塾の講義は既に終わり、夕方の教室には静寂が訪れている。
 その静寂の中を、メグはただ一人で捜索していた。
 ここ数日、メグは、全身に絡みつくようなねっとりとした視線を感じ続けていた。
 隠そうという気すらない、その露骨な視線は、メグを獲物として捕らえていた。
 唾棄したくなるような欲望の渦、おぞましさしか感じられない性欲の荒ぶりに、メグの背筋は凍り付きそうですらあった。
 とはいえ、メグはその肌触りの醜悪さに身震いするだけの女ではない。
 メグは持ち前の精神力で嫌悪感を押し殺し、受け持ちの授業を終えていた。
 だが、メグの胸中には強い嫌悪感と怒りが渦巻いていた。
 ゆらぎ……おぞましい肉欲の塊、女を喰らいつくそうとする浅ましい欲望そのもの……
「絶対に討ってやるわ」
 メグは忌々しそうに決意を込める。握りしめた拳が、ぎゅっと音を立てた。
 塾の内部は、何も変哲のないように見える。
 だがしかし、メグは肌に張り付くような空気、そして舐め上げられるような視線が自らの全身にまとわりつくのをヒシヒシと感じていた。
 ゆらぎの放つ残滓は消しきれるようなものではない。メグは身構え、その濃密な欲望の塊に意識を集中させた。
 どこに潜んでいる……?
 メグが足を運び、塾の中の気配を探る、その最中であった。
「先生、こんなところで何をしているんですか?」
 唐突に「こつん」と軽い足音が響き、暗闇の奥底から響くような声が聞こえてきた。
 そこに立っていたのは、意外な人物だった。
「耕一郎くん……?」
 メグは目を見張った。まさか、少年といってもいいような年の子供が、こんな時間にこんな場所に一人でいるだなんて。
「あれ、その恰好、なんだか普段の姿とは雰囲気が違いますね」
「……」
 その異様な雰囲気に、メグは一瞬、唖然としてしまう。が、すぐに冷静さを取り戻した。
「似合ってますよ。動きやすそうだし、とってもセクシーじゃないですか。なんだか僕、胸がどきどきしてきちゃいました」
 メグは確信をしていた。
 この子が、ゆらぎだ。
 周囲を漂う悪意と欲望の邪念が、彼を中心として波紋のように広がっている。その邪な情欲は、無言であるにもかかわらず、どこまでも強く激しく空気を伝い、メグを舐め上げているようであった。
 背筋がぞくぞくし、全身に緊張が走る。これほどのモノを、こんな子が宿している……
「こんな時間にどうしたの? ここに何か忘れ物?」
「……くくくく、白々しいことを言わなくていいですよ、先生」
「あら、隠す気がないのね」
 異常事態であるにも関わらず、メグは冷静であった。メグは魔法少女の中でもトップクラスの戦闘力を誇っている。いくらゆらぎが凶悪であろうと、一対一なら負けることはないという自信があった。
 ゆらぎの悪意と渇望には際限がない。ここで叩けるなら、たたく。
「見つけたからには見逃せないわ。すぐに取り除いてあげる」
 メグは身構えて警戒態勢をとった。さて、どうやって耕一郎少年の身体からゆらぎを取り除くか……思案を巡らせた。
 初手は様子見だった。相手の戦力が分からない以上、迂闊な行動は取れない。
 が、ゆらぎに支配された耕一郎の始動は速かった。
「ぐ、お、おぉぉぉ、おぉぉぉ」
 耕一郎は体をぶるぶると震わせた。
 異常なまでに激しい痙攣の最中、その体が膨張を始めたのだ。
「あぁ、醜い……」
 ごぼ! ごぼぼぼッ!!
 まだまだ幼さを残していた少年の体から、うねうねと蠢く触手が何本も伸びている。メグは生理的嫌悪感を催すその光景に顔を歪めた。
 ……くる!
 メグは飛び退いた。
 直後、それまでメグが経っていた場所に、びしゃっと何かが弾けた。
 飛びのきながら確認すると、そこには鞭のようにしなる触手が伸びていた。逃げていなければからめとられていたことだろう。
 着地し、身構えるメグに、耕一郎は背中の触手を見せびらかすように数本、伸ばす。
 耕一郎の体が、ぼこぼこっと音を立てて泡立つように変形し、膨張をはじめる。
「あなたがどこの誰で、何を目的としているのか、もう分かっているんですよッ!!」
 耕一郎の声が、ぶれている。完全に異形と同化し、精神を乗っ取られているようだ。
 メグは身構え、横っ飛びに跳ねる。たん、たん、と軽快な足音とともに、メグが飛び跳ねた。
 びしゅるッ!! そんな音が、立て続けに響いた。
 メグが飛びのいた場所には、どろりとした粘液がへばりついている。
「ふひひ、よよ、よ、よけたあぁ! す、すっげぇ!! メグ先生、すっげぇ、忍者みてーだ!」
 背後から大きな声がつんざき、メグは反射的に身をよじった。
 びしゅるッ!!
 触手がメグの足元を襲う。バランスを崩すものの、メグは跳びのいて、触手の捕縛から逃れる。
「はッ!!」
 びしゅッ! びしゅッ!!
 何度もからめとろうと飛んでくる触手がメグを襲うが、メグはそれら全てを見事に避けきった。
 着地しつつ後ろを確認する。
 そこには、耕一郎と同じクラスの少年……いや、元少年がいた。
「メグ先生ッ!! 美人なだけじゃないんだ!? すげえつえぇッ!! た、たまんないって!! お、おおおおおおッ!!」
 少年の体がぼこりと盛り上がり、そして背中から触手が生えた。
 じゅくじゅくと音を立てて粘液を滴らせている触手が、うぞうぞとうごめく。
 そして、触手が何本もうなりを上げてメグへととびかかる。メグはそれを叩き落した。
「め、めめめ、メグせんせい、強いなッ!?!? こ、こ、れ、捕まえたら、気持ちいいぞぉ!」
「う、うまそ……メグ先生、うまそッ!」
「た、たまたま、たまんね、たまんねぇ! ああああ!」
「たべたい、おれ、あの女、食べたいッ!」
 散り散りの場所から、下劣な欲望の叫びが聞こえる。
 耕一郎をはじめとした少年が五人、いつしかその姿を現し、メグに狙いを定めていた。
「五人……いえ、五体ね。まさかこんなにいるだなんて」
 メグは顔をしかめた。
 まさか、五体ものゆらぎがこんな密集して存在しているだなんて、想定外だった。
 粘液にまみれた汚辱の少年たちは、もはや人間としての理性など、ほとんど残っていないだろう。
 どれも知っている顔ぶれだ。この塾に通う生徒である。
 彼らはどの子も、まだあどけなさを残す素直な生徒たちであった。まだまだ悪ガキっぽいところを残しつつもしっかりと成長をして、男に育ちつつあった彼らの面影は覚えている。
 それを、醜い欲望の塊に変え果てるだなんて……
 メグは歯ぎしりした。
 あまりに醜い姿になり果てた少年……いや、元少年たちは、痛々しさしかない。
 かわいそうに、という同情すら芽生えてしまう。
 だが、頭の端では冷静に戦況を理解していた。
 このゆらぎたちの力は、単体ではそれほどではないだろう。だが、五体もそろっている現状、一人で戦って勝ち抜くのは難しい。
 この戦況でもし捕縛されてしまえば、待ち受けているのは地獄だ。メグはそれを、嫌というほどに熟知している。
「……ここはいったん退いたほうがよさそうね」
「あれ? 逃げるんですか?」
「ヒヒッ!! 逃がすわけねーだろ」
 身を翻して立ち去ろうとするメグを、少年たちは触手で捕獲しようとする。
 が、それは素早く跳ね飛び回るメグに軽く叩き落とされた。
「残念だったわね、坊やたち。さよならよッ」
 メグは硬い床に手をつくと、そのまま全身ごと背後に飛び跳ねた。
「に、逃がさねえって、言ってる、だろッ!!」
 一番体の大きい少年の触手が、メグを追う。が、その触手がメグの体に届く前に、メグは体を大きく横に移動させた。
 がしゃん!!
 飛び跳ねた直後に、窓ガラスの割れる音が響き渡る。メグは計算づくで窓ガラスを割らせたのだ。
「ありがとッ! それじゃあねッ」
 割れた窓に素早く体を滑り込ませ、メグは塾の中からあっという間に逃げ去っていく。
 一瞬の出来事であった。
 残された少年たちは、ただ茫然と立ち尽くすしかない。
「や、やべぇよ、やべえよぉ、逃げられちまったよ」
「どうすんだよ、耕一郎ッ」
「な、仲間がいるんだろ? 呼ばれちまう!」
「落ち着きなよ」
 耕一郎はうろたえる手下の異形の少年たちを、手で制した。
「何かアイデアでもあんのか?」
 少年の問いかけに応えず、耕一郎はつかつかと、さきほどまでメグが立っていた場所に歩み寄る。
 そして、床に零れ落ちているジットリとしたシミを指先で掬い取った。
 人差し指に絡みつくその粘液を、少しの間だけ見つめ、そして匂いを嗅いだ。
「くくくく、やっぱりね」
 耕一郎の声は、どす黒く邪悪な気に満ちている。
 メグの体からほの香る匂いに、彼だけは気づいていたのだ。
「大丈夫だ、みんな。あの女はもう落ちてる」
 耕一郎は高らかに勝利を宣言する。手ににじむ粘液をもてあそびながら。
 うら若く瑞々しい女性の体を蝕むモノを、彼は完全に理解し、把握していた。
「さぁ、準備しようか」
 耕一郎の主導の下、彼らはその場を後にするのだった。

──────────

 自らの潜むアジトに到着したメグは、ようやく一息ついた。
 服を脱ぎ、身を清めたメグは、ゆったりと湯舟に浸かっていた。
「ふぅ……」
 体を温めたことで、汚れた戦いの余韻まで流せたような気がした。
 風呂に入っている間は、落ち着きを取り戻せる。ふぅ、と一息つくと、なんだか命が現れたようなキモチになれた。
 ここまでくればもう大丈夫だ。そう思うと、緊張が一気に解ける。
 何しろ単独潜入は常に危険と隣り合わせだ。特に今回は事前情報が少なかった。
 それゆえ想定外の五体もの敵と遭遇してしまい、危うい状況まで追い込まれた。
 魔法少女を喰らいつくそうという、ゆらぎの本気が垣間見えた。ここまで来たら、もう戦争に近い。
「……でも、もう大丈夫よ。アイたちが来るもの」
 話はつけた。アイと秋俊、そして仲間の魔法少女が加勢に来る手はずになっている。
 魔法少女同士の連携があれば、相手がどれだけ強くても薙ぎ払うことなど容易だ。特に、相性抜群のアイが来ればメグは無敵になれる。
 鬼神と呼ばれるほどの戦闘力を誇るメグには、もはや不安はなかった。
 少しでも早くゆらぎを打ち倒す。
 そうすれば、安心して暮らせる日々に近づけるはずだ。
 メグは体を手で撫でて、残りの気がかりと共に流す。
 メグは、体が温まると共に、奥底から甘いしびれがこみあげてくるのを感じていた。
 緊張がほぐれたせいだろうか。さらに言えば、最近は自慰行為すらしておらず、女の性を貪ることも出来ていない。
 どうにも艶めいた疼きがこみあげてくるのを我慢できない。
「くぅ、ん……」
 甘い声が、ついつい漏れ出てしまう。体の奥深くにまで甘い痺れが広がり、体をまさぐっていく。
 今日は疲れた。神経も張りつめていたし、それが急速に緩めば仕方ないのかも……
 メグはそう考え、その嫋やかな指先で、自らの敏感な部位をなぞり始めた。
「ん、ふ……はぁん……あ、あぁぁ……やだ、こんなに、濡れて……」
 湯舟につかったまま、自らの秘所をゆるゆるとなぞる。
 ぬるぬるになった秘所は、甘い疼きを抑えきれない。湯舟がトロトロになっちゃう、なんて考えつつも、指の動きは止まらなかった。
 メグは膣奥で絶頂を迎えるのが好きなタイプであった。
 クリトリスをピンピンとはじき、強い快楽に酔いしれながら、膣奥に大胆に突っ込んだ指でくちゅくちゅとかき混ぜながら絶頂に至るのが好きなのだ。
「オナニー、なんて、久しぶり……んぅん……」
 じゅぶ、じゅぶ……ちゅく、ちゅぐぐ……
 湯舟に浸かった状態のままでも外に聞こえるくらい、熱のこもったオナニーである。
 普段の売くらいに膨れたクリトリスが、指ではじくたびにぷっくりとした身をプルプル悶えさせている。
 その度に膣の肉ヒダが甘いしびれを生み出し、侵入している自らの指を絞る。
 男の性器を渇望するメグの中は、自らの指を男根とみなし、渾身の淫らさで媚を売る。
 さらに、メグは乳首もまた性感帯だった。
 ピンクの乳頭はピンピンにその身を立たせ、女の色香をふんだんに振りまきながら、自らの指づかいに酔いしれるようにひと弾きごとに跳ねる。
 つん、つん、と乳首が跳ねるたび、ピンク色の電撃がメグの全身を襲う。
「あ、あぁん、今日、敏感に、なって……ふあぁッ!!」
 乳首をつねり、転がしつつ、中指と人差し指を膣内に出し入れを繰り返す。
 疑似的なセックスに、メグはいけないと思いつつも、夢見心地になってしまう。
 ちゅっくちゅっく、ちゅっくちゅっく……
「あ、あぁ、あぁんッ!! あぁんクリ、気持ちいぃッ!! はぁんッ!! 奥の方ッ! やぁぁん、くちゅくちゅいってるぅ」
 は、は、と犬のように舌を伸ばしながら、メグは喜びに悶える。
 ぴくぴくと背筋を伸ばし、乳頭を転がすと、なおも強い乳首快楽が背筋を這い上る。
 あ、イく……
 絶頂を目の前にして、メグはひときわ強く目をつぶった。
 ……この時のメグは気づいていなかった。
 どうしてこの時、こんなにまで体が疼いていたのか。
 普段はめったにしないオナニーで、こうまで全身が欲情の炎にあぶられ、あっという間に絶頂まで追い込まれたのか。
「ふあぁぁぁぁぁぁーッ!!!!」
 びくん! びくん! びくん! びくん!
 体を大きくわななかせ、メグは絶頂の叫びと共に、のけ反る。
 エビ反りにのけ反ったメグは、いまだ指を膣内に差し込んだまま、愉悦の余韻に浸るように深い呼吸を繰り返す。
「はぁ、はぁぁーッ、はぁ、はぁあぁ」
 深い呼吸を何度も繰り返し、メグは快楽にしばし身を委ねる。
「ものすごく気持ちよかった……まるで、本当にセックスしたみたい……」
 メグはオナニー後の快楽に酔いしれ、意識をたゆたわせていた。
 敵の正体が見えたこと、アイたちと連絡が取れて、ひとまずは危機を回避できたことへの安堵だろう。
 完全に油断しきっていた。
「そろそろ出なきゃ」
 メグはまだしびれの残る体を持ち上げ、湯舟から上半身を出す。
 その時だった。
 ぼごぉッ!!
「えッ!?!?」
 湯舟に張られた湯の表面が揺れた。天井から、ぼとりと何かが落ちてきたのだ。
 直後、メグのむっちりとしたお尻に、それは絡みつこうと触手を伸ばしてきた。
 ゆらぎッ!?
 メグが瞬時の判断で浴槽から飛び出し、雷撃の術を練り上げた。
「コイツ!!  ど、どうしてコイツがここにッ」
 見覚えがある。これは、タコを模した形のゆらぎだ。この忌まわしい異形に、いいようになぶられた過去がある。
 過去に凌辱を受けた記憶がメグの中に去来し、嫌悪感と怒りが込み上げてきた。
 メグはためらわずに術を発動した。彼女得意の雷撃の術だ。
「はぁぁぁぁッ!!」
 指先を、動きの鈍いタコに向け、その先端から雷がほとばしる。
 ごおおん!
 唸るような轟音が響き渡り、目の前のタコに雷が直撃する。
「やった……?」
 湯気と煙が舞い上がり、タコの姿が見えなくなってしまった。メグは、その場からいったん退避しようと身をひるがえす。
 その時だった。
 びしゅるるッ!!
「ぐぅうッ!?」
 触手……いや、タコの足が、メグの首に巻き付いてきたのだ。
 間をおかず、タコはメグのしなやかな体に張り付き、あっという間に絡みついてきたのだ。
 しなやかな手、すらりとした足、抜群のスタイルの下腹部、そして豊かに実った乳房にがっしりと巻き付く。
「くうぅぅッ!!」
 ただでさえ見つかりづらいこの場所には、仲間にすら告げずに来たのだ。
 敵にばれるはずがない。メグは潜伏の腕も超一流だ。絶対にばれていない自信があった。それだけに、メグは衝撃を隠せなかった。
「く、離しなさい、このぉッ!!」
 メグは身をよじる。が、女性の非力さでは、この状態を抜け出すのは厳しい。
 打つ手なし。そんな現実がメグにつきつけられる。
 そんな、そんな……
 絶望感に彩られたメグは、それでもなおそれにあらがおうと、必死の抵抗を続ける。
 だがしかし、それは無駄な抵抗にすぎなかった。
 軟体生物のねっとりとした吸盤付き触手が、メグの豊かな乳房に絡まり、そのふくらみをもみほぐし始めたのだ。
 メグのもっちりもち肌に吸い付くように、タコの足が何度も巻き付きながらねちっこく乳房を揉みしだく。
 一度オナニーで達したからこその感度の良さで、メグの身体はすっかり艶やかな桜色に染まっていた。
 おぞましくもねっとりした粘液になぶられ、メグの体は悦楽に痺れ始める。
「げ、下品なヤツ……ケダモノめ……」
 忌々しそうに吐き捨てるメグだが、そんな言葉は通用しない。本能に従い、タコはメグの性感帯をもてあそび続ける。
 染み出てくる汁を吸盤で吸い取り、自らの力とするタコは、メグをエネルギー源としかとらえていない。
 その証拠に、絡みついた触手は、ちゅっちゅっと鮮やかな乳首を甘噛みし柔らかくつまむ。
 ピンピンに立った乳首を吸引する触手が、メグの乳首の頂点部に、尖らせた細い触手を伸ばした。
「なに!? 何する気!? いや、やめてよ、いやなのよ、いやぁぁ!!」
 尖った先端は、注射針ほどに細く、短い。それはメグの乳首の頂点部に差し込まれていく。
 つぷぷっ。
「んひぃぃ!?!? くぅうぅ!?」
 ほんの一秒にも満たない乳首への刺突だったが、メグの体に表れたのは痛みではなかった。
「ひぐぅ……ッ!!??」
 強い痺れ、酩酊するかのような強い乳首快楽が、メグの豊乳を襲う。
「まさか、まさかぁッ!!? こんな、の、って、あうぅ、うぅンッ!!?!?」
 乳首先端から徐々に広がる強い愉悦が全身にじんわりと広がる。メグの肢体が小刻みに痙攣し、タコに絡みつかれたまま踊るようにくねる。
 そうしている間にも甘いしびれはメグを侵食し、体のあちこちに止めどない悦楽が襲っていた。
「いぎいぃぃぃッ!! ひ、引っ張らないでッ」
 タコの足が乳房を麓から頂点まで、ぎゅうぎゅうに絞り、伸ばす。
 にゅうう、と限界まで引っ張られたメグの巨乳が、乳首を頂点とした円錐形に伸びきってしまう。
 まるで牛の乳搾りのようだ。
 先端の乳首が、あまりにも強い吸引に赤く腫れて、痺れ、ぷっくりと膨れる。
「はあぁぁぁんッ!?!? ち、乳首ぃッ!?」
 いつしかメグのぷっくりとした乳首は普段の倍くらいに肥大化し、少し空気と触れ合うだけで信じられないくらいの電気めいた快楽を注ぎ込み続ける。
「はンっ!! はぁうんっ!! 乳首が、私の乳首ッ!! あ、うあぁッ!! ぴんぴんってしないでぇッ!! 狂うッ!! くるっちゃうぅッ!!」
 触手がツンツンと様子を伺うようにメグの乳首をつつく。
 それだけで、メグは大きくのけぞらせてしまう。
 たこ足触手は、容赦なくメグの乳首をつつく。
 次の瞬間、メグは上半身に叩き込まれた絶頂快楽に目を裏返した。
「ひいぃぃぃぃあぁぁぁぁぁあーッ!!!!」
 苛烈極まりない女の欲情。乳首絶頂に喉をさらしてのけぞる。
「ひッ!! ひいぃッ!! くぅッ! あぁうッ!! あああぅッ!!」
 短い間隔で吐息を漏らし、どくんどくんと鼓動する心臓をなんとか抑えこむ。メグは荒い呼吸のまま、望まぬ乳首絶頂に酔いしれていた。
「はぁ、あはぁ……」
 二本の触手がうねうねと伸び、メグの両乳房の前にそそり立つ。
 それはまるで、男性の生殖器を模したように、先端が丸くぷっくりと、力強く盛り上がっていた。
 揉みしだかれ、すっかりほぐれたメグの両乳房は、本人の意図とは裏腹に、桜色の乳首がツンツンと身を持ち上げている。
 二本の触手は、まるでその乳首に狙いを定めたようにつんつんと乳頭をつつく。
 ぷっくりとした亀頭を思わせる球体が、何度もしつこく乳首をこすると、乳頭表面に粘液がまみれてヌルヌルになっていく。
「なんなのよ……またこいつら、どうしてこんなにオッパイ好きなのよぉ……」
 メグは乳嬲りの恐怖に身震いした。タコ型の化け物は乳首調教を特に好む。
 メグは恐怖に背筋を震わせた。乳頭での絶頂は、言葉にしがたいほどの中毒性がある。下手をしたら発狂してしまうほどの。
 戦々恐々とするメグの予測は当たっていた。
 つんつんと乳首をしつこくねぶっていた球体が、ぱっくりと、四等分に分割してその中身を見せつけたのだ。
「きゃあああああ!! いやぁぁぁぁッ!!」
 チューリップを思わせる開きかただが、そんなものとは比較にならないおどろおどろしさだ。
 ぱくっと広がった触手先端の球体は、中にみっちりと吸盤つきの小さなコブをいくつもへばりつかせていて、その一つ一つがきゅうきゅうと唸っていた。
 まるで、今すぐにでも乳頭をしゃぶりたい、むしゃぶりつくしたいと懇願するようである。
「や、やめッ!! やめなさいッ! 今すぐやめないと殺すわッ!! 殺すッ!!」
 がっしりと拘束されて身動きが取れないメグは悲痛な叫びをあげてもがく。
 が、そんなものを意にも介さずに、タコの足は彼女を蹂躙し続けた。
 絶望に表情をゆがめる彼女に追い打ちをかけるように、触手が畳みかける。
 ぱっくりと、その先端球体が、メグの可憐な乳首に吸い付いた。
 ぱく……
「くひぃぃぃんッ!?!?」
 信じられなかった。
 球根型の触手先端が乳首をぱっくりと咥え込んだ瞬間、メグは背筋を大きくのけ反らせた。
 球根の中身が、ねっとりと乳首に絡み、ぎゅるんぎゅるんとローリングする。それと同時に乳首表面をザラザラとこすり、異常な感度でしびれるメグの体にピンク色の快楽電流をこれでもかと叩き込む。
「きひぃッ!?!? きゅうぅぅぅんッ」
 メグは甘くもがき、強烈な乳首快楽からにげようと体をくねらせる。
 だが、もちろんそんな抵抗がかなうわけもない。
 乳首の表面を丹念にねめあげ、擦り、転がし、嬲る。
 触手の粘液が乳首に染み入ると、それが麻酔のような効果を発揮し、ひと擦りするたびに信じがたいほどの愉悦をメグに流し込む。
「はぁぁぁぁん!! くひぃぃんッ!! 乳首が痺れるッ!? 先っぽビリビリするぅッ!!」
 球の中の吸盤が、つんと立った乳首を吸い上げながらはじく。すると、メグは目を裏返し、口を緩ませて叫ぶ。
「ひあぁぁぁぁぁーッ!!!!」
 全身に染みるように広がる快楽に、メグはビクビクと全身を震わせた。
 乳首責めによる強制絶頂……ピンと張った乳首は赤味を増し、ぷるぷると小さく震える。
 望まぬ乳首絶頂に、うっとりとたゆたいながら、メグは全身を弛緩させた。
 乳首が根本から先端まで、吸盤にこすられる。すると、メグは豊かな乳房をぶるぶると震わせ、再び強烈な乳快楽にわななく。
「ほおぉッ!! ほおぉぉぉぉッ!!」
 メグはとりわけ乳首が感じやすい女だ。
 オナニーするとき、性交するときに、じっくりと乳首を攻め立てられ、舐りたてられるのを好む。
 乳首を転がされ、指でつままれ、こりこりの先端を優しくつねられた後に甘噛みされれば、どんなに回数を重ねた後でもあっさりと発情した雌猫になり果てるほどの乳首好きだった。
 このタコ型のゆらぎはそれを見透かしたかのように、メグの乳をこれでもかと嬲りつくそうとする。
 柔らかい乳房を荒々しすぎず優しすぎない程度の力加減でもむ。そうすることで乳全体が女の疼きに目覚めるのだ。
 そして敏感になった乳の、特に過敏な乳頭を、甘噛み程度の力加減で吸い付きながらころころと転がす。
 転がしながら時折弾き、
 その嬲り方があまりにもメグの好みに合致しすぎていた。
「はッ! ひあッ! へあぁッ! ふうぅッ!!」
 メグは髪を振り乱し、乳首責めに耐える。だが、メグ本人は感じ取っていた。
「もうダメ、あぁ。もうダメ、ダメダメダメダメ、あはぁぁん、ダメなのぉッ!! 乳首が痺れて……ふあぁぁぁんッ!!」
 どくん、どくんと心臓の鼓動が早鐘のように打ち始める。
 すぐ目の前に迫りくる乳首絶頂に、目の前が混濁し始める。
 ここで絶頂を迎えたら、後戻りできなくなるかもしれない。恐怖感が体を支配し、メグは現実を必死でつかもうとする。
 しかし、つかもうとした現実は残酷であった。
 ぴくん!! じゅるるるッ! じゅるるりッ!! りゅるろッ!!
「ひいぃあああああーッ! イクぅぅぅぅーッ」
 ぱっくりと開いた球根が、メグのツンツンと立った乳首をついばみなおす。
 ぎゅッ!! きゅうッ!
 メグの乳が形を変えるほどに強烈に吸い上げ、乳首を引っ張る。ツンと立った乳首の身を根本から先端まで余すとこなくしごき、擦り、転がし、舐る。
 ちゅっちゅっちゅっちゅッ!!!!
 一番好きな乳首責めの技巧である。メグは、あっさりと根負けした。
 ピンと張った乳房が根本からすっぽりと触手に包まれ、内部で回転するように吸い上げる。
「あぁん、あぁんッ!! オッパイ、犯されてるぅッ!! またイクッ!! またイかされちゃううッ!!」
 メグの乳首がキュンキュンと収縮し、強い乳房蹂躙に悶える。
 タコ型ゆらぎはここが責めどきと確信したのだろう。最後のトドメとばかりに、吸盤を貼り付けたまま搾りあげた。
 ついばまれるながら乳首を転がされると、メグはひとたまりもなく全身をふるい立て、絶頂の喘ぎを叫びながらのけぞる。
「あはあぁぁぁぁぁぁーッ!!!!!!!!」
 メグは大きい尻をタプタプと揺らしつつ、ぶるぶるとわななく。痙攣を抑え込むことすらできない。
 望まぬ悦楽に飲み込まれそうになりながら身悶えるメグは、うつろな視線でタコを目に捕らえていた。
 タコは、絶頂を迎えたメグの体からこぼれ出ている体液を美味しそうにすすっている。
「あ、あぁ、あぁぁぁぁ、あぁぁぁぁ・……いやぁ、嫌なのにぃ、こんなので、こんなのでイクの、嫌なのにぃ……どうしてこんなにッ」
 信じられないほどの悦楽に、メグは尻を悶えさせた。
 乳首調教は過去の記憶があるら耐えられると、そう思っていた。
 耐えきれない。こんなの、耐えられるはずもない。メグは全身のちからを振り絞って触手を外そうともがく。
 絶頂に到達したことで獲物を捕獲する触手の強さが弱まる。
 メグはそれを狙っていた。
 眉根を潜めて陶酔をこらえていたメグは、密かに溜めていた雷の力を解き放とうと、お腹のそこに力を込めた。
 が、メグには違和感があった。
 乳首絶頂のせいで意識がかき乱されていたのもあるが、下腹部……いや、正確には尻の奥に、異物が詰まっているかのような感覚があった。
 それは小刻みに震えながら膨らみ、今では膨張しきっていた。
 そのせいで意識がかき乱され、術を練り上げるのすらままならない。
 そして今、尻の中でゴリゴリと、それが動き始めたのだ。
「な、なに? なんなの……!」
 メグは半ば錯乱状態に陥っていた。自らの股ぐら、正確には尻の奥で、大きい塊がモゴモゴと蠢き始めたこれは、明らかに異常だ。
 そして、ついにその時が来た。
 ぼごご、ぼごごぉんっ!!
 そんな音を立て、メグの浸かっていた風呂の湯の表面にさざなみがたった。
 絶望の淵で何とか踏みとどまっていたメグに、信じられないものが映し出された。
 触手の塊だ。
「な、なんで!? どうして、コイツが私の中にッ!?」
 メグの尻穴から何本もの触手がひり出ている。そして、何本もの触手が、メグの麗しい尻たぶにへばりつくようにくっついていた。
 全く身に覚えがない。こんなものが、体の中に潜んでいるだなんて。
 どうして、こんなモノがお尻から……
 そう考えて、ハッと思い立った。数日前、耕一郎にカンチョーを喰らった時のことを。
「あ、あの時の……ッ」
 尻の奥まで突き刺さるようなそれは、質の悪い悪戯だと思っていた。
 しかし、そうではなかったら? あれこそが、この化け物をメグの体に植え付けるための策略だったのでは?
 そう考えれば、今日あの少年に出くわしたのも合点がいく。
 ゆらぎの匂いを露骨に漂わせ、おびき寄せるのが目的だったのだとしたら……
「く、う……ッ! も、もう、いますぐアイたちを呼ぶしか……ッ」
 メグは身をよじり、化け物をはがそうと悪戦苦闘する。
「あひぃッ!! ひあぁッ!! あ、やぁ、くぁ、あ……ッ!!」
 が、メグの尻穴からゴボゴボと足がはみ出て、過敏なアナルがめくれかえるほどに広がり切ってしまい、メグははしたなく身悶えた。
 メグは体に力を込めて、その侵攻をとどめようとするが、その力強さにかなうはずもない。
 ずるずるっと音を立て、腸壁をうぞうぞと擦りながら、粘液をたっぷりとまぶした触手が次々と身をさらけ出し始めた。
「あ、あ……ッ!!」
 メグは精神を振り絞り、得意技である雷の一撃を練り上げた。
 この忌まわしい触手どもを、一気に蹴散らすしかない……
「はあぁぁッ!!」
 メグは、裂帛の気合で雷撃を練り上げ、棟に張り付いたタコの触手へと攻撃した。
 にじゅる、と音を立て、触手が引っ込む。効いている。
「離せ、このぉッ!!」
 メグは、未練たらしく張り付くタコの触手を手で剥ぎ取ろうとした。
 だが、雷撃の効果は長続きしなかった。
「ひぎぃいぃぃぃッ!?!?!」
 びぐん! ぼこおぉぉッ!!
 凄まじい音を立てて、メグのアナル内で成長した触手が、腸壁をこすり立て始めた。
「ひぎぃッ!! ひぐぅッ!! あ、あぁッ!!いやぁッ!! いやぁッ!!」
 敏感な尻穴をほじくられたメグは、両膝から崩れそうになった。
 メグの体内で成長した肉塊は、メグの想像をはるかに超える力を身に着けていた。
 当たり前だ。魔法少女の力を少しずつ吸い上げながら成長するのだ。
 さきほどの濃密なオナニー、絶頂の淫らな気は、すべてこの触手のエネルギーとして吸い上げられた。
 超巨体の質量を誇る触手は、もはや完全体であった。
「ほぉおおおおおッ!!」
 尻の肉をめくり返し、触手がうぞうぞと、膣内をこする。
 メグの尻穴は、すでに調教済みだ。快楽をこれでもかというほどに叩き込まれ、アナル愉悦を知り尽くしている。
 それだけに、メグは焦燥にかきたてられる。
 今の状態で、アナルを攻められたらどうなってしまうか……と、ぞっとした。
 ぷくん、ぷくんと腸壁のヒダが喜び疼き、本人の意志とは裏腹にねっとりとした触手摩擦を嬉しそうに受け入れ始めていた。
「こ、この……このぉッ!! なめんじゃないわよッ!!」
 メグは、今度こそためらわなかかった。必死に雷撃の術を練り上げ、自らの尻にまとわりつく触手に狙いを定める。
「い、いけぇええええッ!!」
 メグ得意の雷撃術は、いかに集中を欠いていたとしてもその威力は衰えることがない。
 が……
「はあぅッ! ひうぅッ!! い、いやぁぁぁッ! いやぁッ!!」
 尻にへばりついた触手への雷撃は、それでも一定の効果は残した。が、その代償は大きかった。
 乳へと延びていた触手がその間に絡まり、乳房を大きく搾り上げ、力強く引き伸ばしたのだ。
「くうぅぅ!! やぁ、オッパイッ!! 私のッ!! オッパイッ!!」
 強い痛みと快楽がメグの上半身を強くしびれさせる。
 乳首に流れる電流のような快楽が、メグの脳髄に叩き込まれ、メグはがくがくと頭を振る。
 これではいたちごっこだ。このままでは、いたずらに体力と精神力を削られるのみだ。
 メグはそれを容易に想像できてしまっていた。もうこのままでは、打つ手がない。
「い……いやぁぁぁぁぁッ!!!!」
 絶望の悲鳴が浴室に響く。
 そもそも、こんなものが潜んでいたらとっくの昔に姿を見せていたはず。どうしてこんなものに気づけなかったのか。
 ヌメヌメの触手が、メグのすべすべの肌に吸い付く。
 体の隅々までをねめたてるような、ねっとりとした凌辱に、メグはなすすべもなく浴室の床に倒れ込み、仰向けになった。
 だらしなく開いた股の間に、うねり狂う触手がグニャグニャと生えて、メグの最も敏感な部位に侵攻を開始した。
「離しなさい、このぉッ!!」
 メグは全力で振り払おうとする。大きい乳がぶるん、と震えるが、絡みつくタコは離さない。
 二体同時の性の攻めに、メグは体力を完全に奪われていた。
 触手がメグの全身を絡め取り、身動きどころか一切の自由を奪い取る。
 ここまでは前哨戦だ。
 メグの目の前に突き出されたとき、メグはそれを思い知らされた。
 何本もの力みなぎる触手男性器が、今か今かと張りつめ、メグの肢体に狙いを定めている。
「い、いや……いやぁぁぁぁぁぁぁあッ!!!!」
 悲哀のこもったメグの声を合図とばかりに、触手がメグにめがけて一斉にとびかかる。
 乳首を転がしていた球根型の触手が再起動する。
 回転するように乳首をこね回し、転がす刺激に、メグは悶えた。
 が、そんなことに気を取られる間もなく、別の触手は股間をまさぐり、しとどに濡れる蜜を吸い上げる。
 粘液と混ざる蜜が、触手をねっとりと湿らせ、挿入の準備とばかりにいきり立つ先端がコブを作り上げる。
 尻穴がぽっかりと開いている。そこに、コブとなった触手の先端が、割り込んでいく。
「お、おぉ、おぉぉぉぉ、おぉぉぉッ!!!!」
 いくら調教済みとは言え、まだまだアナルは狭苦しい。
 が、それを強引に
 ぞぶぶぶぶッ!!!!
「はおぉぉぉぉッ!?」
 触手が、メグの弱点であるアナルを穿ち、次々と侵入を始めた。ぞりゅ、ぞりゅっと音を立て、メグの腸壁を擦り立て始める。
 まるで男の欲望を具現化したかのようなうごめきに、メグの精神力は一気に削られた。
「ひ、ぐ……くぅぅ、あぅ、うあぁ」
 ずぼぼッ! ずぽぉぉッ!! ずっぽ!! ずぼッずぼぼ!!
 触手がメグのクリトリスに巻き付き、コリッコリッと膨れた芯を弾く。と同時に、膣口から膣奥にかけて何度もごりゅごりゅとこすり、往復していた触手の蠢きが、激しさを増した。
 ぢゅぼ、ぢゅぼッ!!
「あぁッ!! 深いぃッ!! 深すぎるぅ!! 届いてるッ!! ダメダメダメダメッ!!」
 きゅうう、とメグの尻穴が狭まる。
 久方ぶりの、アナル絶頂はすぐそこだ。
「イクッ!! イクッ!! あぁ、イクッ!! いっちゃうッ イッちゃぅぅぅぅッ!!!!」
 ぞりゅッ! ぞりゅりゅッ!!
 ごぶぶぶぶッ!! ぞぶぶぶぶぅッ!!!!
「い、イクイクイクイクッ!! イクうぅぅぅーッ!!!!」
 アナルを執拗にねちっこく穿たれ、メグはとうとう陥落した。
 アナル絶頂に全身をひきつらせ、しなやかな体を大きく振り乱す。
「お、おぉぉぉ、おぉぉぉぉんッ!!!!!」
 下品極まりない喘ぎに狂い悶えながら、メグは、絶望の愉悦に何度も何度も打ち震える。
 ぴくぴくと、体を侵食するアナル絶頂に狂いつつ、再び動きを再開したタコ触手の動きにわななく。
「ほおぉッ!! もうダメッ!! もうやめてッ!! いやぁぁ!! イったばっかりだからぁッ!! あぁぁぁッ!!」
 ぱっくりと口を開いた球根型の触手先端が、素早く乳首を咥え込み、包み込む。
  そして、きゅるるる、と乳首を擦り、異常なまでに敏感になった乳首を凌辱し始めた。
 耐え難い悦楽の波が、次々にメグを襲い、あっという間にメグは飲み込まれていった。
「だ、だれか、誰か助けてッ!! アイッ!! 秋俊ッ!! お願いッ!! 誰かあーッ!!」
 ついに心が折れたメグは、両手足をひきつるくらいに力を込めて
「いやぁぁぁ、助けてぇッ!! いやあぁぁぁぁぁーッ!!!!」
 悲痛な叫びが、バスルームは反響し、女の甘ったるい絶頂のあえぎにかきけされてしまう。
 これが、メグにとって地獄の始まりであった。


この作品が一瞬でも綾守先生がいなくなったことの皆さんの孔を埋めれれば幸いです。魔法少女アイ外伝は楽しみにしてファンも多いと思うので、二次作品ですが楽しんでいただければ嬉しいです。

二次元ドリームマガジンに追悼特集に掲載された綾守先生のあらすじに私が想像で追加したものを伊藤巧先生に書いて頂いた作品です。

もちろん今後も伊藤巧先生にお願いしており続きます。
感想があれば励みになりますのでお書きください。
またアンケート(アンケート1 と アンケート(2回目)だけでもいただけたら今後の参考になりますので協力して頂ければ幸いです。
よろしくお願いします。

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